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八卦掌で返老還童

 李老師の講習会報告をid:iximaさん*1とふーじぃさん*2がされていて、どっちもためになります。

id:iximaさん曰く

 本来、人体でもっとも強いのは脚だが、人は後天的に肩に頼るようになる。そのため、肩に力を入れてカバーしがちである。そこで、走圏によって脚に力を戻すのである。

 はい、僕、肩に力入り過ぎてると李老師から指摘受けました。だもんで練習後、肩の脱開(でいいのかな?)について他の方といっしょに聞いていたところ、龍形はもちろん熊形でもきちんと抜くのだと実演してしていただきました。ただ同時に、君はまだ腰の充実が十分でないから肩の脱開をどうするとか気にしないで走圏しっかりやりなさいと御指導いただきました。考えすぎないようにとのこと。すいません、職業病で考えすぎちゃいます。
 肩を抜くことについてはK師姐にも教わったのですが、現時点の僕のレベルではそこまで意識を回さない方がよさそうです。前にも教わったことを実感出来るようになるのにずいぶんかかりましたし。

ふーじぃさん曰く

今日、李老師は「首の後ろ(背)」を鍛え、流通をよくすることで、頭との流通がよくなり、心臓が鍛えられ、その結果とてもよい睡眠がとれるようになる。するとキャラクター(人格)も変化するのだ。八卦掌の面白さは変化にある」というようなことを語った。う〜む、人格まで変化しちゃうのか、と思い、あらためて中国語のできる八戒さんに通訳して聞いてもらったが、やはりそうだという。睡眠は亀のような長く細い息を可能にし、長寿を保証するらしい。う〜む、今の僕にはなんともいえんが、とりあえず他のもっと低レベルなことはいわれた通り実現はしているので、そうなのかもしれんと思うしかないな。ところで、人格は一体どんな変化をするのか? そう聞いたら「人間でもっとも気血のさかんな年代とはコドモの時期であり、人格もそこに戻る」ということだという。「ピュアになるのか?」と聞くと、そうだという。
 「では、李老師は6歳くらいなのか?」と聞くと、しばらく考えて「いや26歳くらい」と、イタズラっぽく笑って答えた。
 「では、だいぶ色々欲望があるんですね」
 「そうだ(笑)」
 なるほど。まぁ、そうだろうね(笑)。

なるへそ。前回もそうだったのですが、走圏のときに李老師にあごを引くようにくいっと押されるのですが、首の後ろを伸ばすということなのですね。
 亀のような長い息で長生とか、気血の充実で赤子に返るとか、伝統的な養生思想の定番のフレーズなんですが、確かにそれが体現されているようなのが何とも興味深いです。
 こうした身体上の具体的な変化があることが分かると、文献を読むときにも文脈のとらえ方が変わってきますので、つくづく自分の研究に役に立つなあ。李老師にも、君はまだそこまで言ってないから実感ないだろうけど、内丹と八卦掌は究極的には同じところを目指しているから、研究に役に立つよと言われました。いやーそこまでいってみたいもんです。

*1:http://d.hatena.ne.jp/ixima/20060715#1152982388

*2:http://www.ringolab.com/note/natsume2/archives/004635.html