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ざわざわ森のがんこちゃん

 ニートのラッパーや学校のトイレに行けない子やヤク中の小学生が出てくる低学年向け人形劇があると友人から聞いてさっそく見てみました。そう、ピンクの恐竜がんこちゃんが主人公の、教育テレビの『ざわざわ森のがんこちゃん』*1です。
 

 サイトによると、何と小学1年生向けの道徳の授業教材として制作されているそうです。なのに、設定はというと、

Q: 物語の舞台になっている「ざわざわ森」は、どこにあるのですか?
A: 「ざわざわ森」があるのは、人間が滅んだ後、未来の地球です。
また、マンナカ小学校の理科室にある、ガラクタ山は、人間が捨てた電化製品です。
学校おばけは、このガラクタから生まれました。

ずいぶんハードなSF設定ですね。。。
 
 で実際に、がんこちゃんスペシャル「巨大恐竜がやってきた!」の回を見てみました。まず主題歌が谷啓という時点ですでにおいおいと思ったのですが、番組そのものもかなりキてました。すげー。
 物語は砂漠をサボテン畑にしようとがんばっているがんこちゃん一家が巨大な骨を掘り出すところから始まります。調べてみるとどうやらそれは大昔の恐竜スーパーサウルスの骨。そう、がんこちゃんたちは人間たちがその科学力を使って復活させた恐竜なので小さくできてるんだけど、大昔の恐竜はすごく大きかったのです。んで、ある夜、不思議な流れ星が恐竜の骨に落ちてきて、スーパーサウルスは生身の身体に復活しました。同い年の子供だったので、がんこちゃんたちと仲良しの友だちになりましたが、両親に会いたくってホームシックにかかってしまいます。
 そこでがんこちゃんたちは人間たちの残したタイムマシンに乗って、スーパーサウルスのいた白亜紀末期へ戻ることに。流れ星にぶつかって息子が死んでしまったと悲しんでいた両親は大喜び。みんなで楽しく夜通し踊って遊んでお別れすることに。帰り際大きな流れ星が降ってきてあやういところで何とか元の時代に戻ることができました。スーパーサウルスの親子は無事だったか心配するがんこちゃんにその時代からずっと沼の守り神をしていたかっぱは親子が元気に暮らしていたスケッチを見せてあげるのでした。よかったねーと喜ぶがんこちゃん一家。めでたしめでたし、で終わり。

 えーと、最後のスケッチ、かっぱの大人のウソですよね。番組では全く触れてませんでしたが、その流れ星で恐竜たちは滅びちゃった訳ですし、劇中にちゃんとほ乳類の先祖も出てきてました。番組を見た子供たちにお父さんやお母さんは本当のことを教えるんでしょうか。トラウマにならないか心配です。
 最後にざわざわ森の俯瞰ショットが写されるんですが、明らかに森の外はどこまでも砂漠が広がってるんですよね。たぶん砂漠の砂は硝子っぽいはずだぞと邪推。ナウシカもびっくりです。マジでハードSFじゃん。
 これはピタゴラスイッチとともに予約録画の対象に加えねばなりますまい。

*1:http://www.nhk.or.jp/ganko/ja/frame.html