Under the hazymoon

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台北:萬華で朝御飯

 
 最終日は憂いのないよう外で朝御飯を食べに行きました。しかも二軒はしごです。わはは。
 

 まずはMさんご推薦の萬華の「周記肉粥店」へ。龍山寺近くの広州街にあります。観光客向けという感じじゃないのに日本語メニューをさくっとだされてちょっとびっくり*1
 ここの売りが名前の通り肉のスープベースの肉粥です。
 
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煮込まれたスープがうまっ。おかわり自由がうれしいです。基本はこの肉粥におかずを注文なので、3人で鮫と排骨を食べました。一人一皿は今回は遠慮させいただきました。
 お客さんはほとんど地元の常連さんみたいでした。伝票には卓の番号でなく日本人と書いてあった。。。
 続いて二軒目は永和に移動。はいそうです。やっぱ豆漿飲みたかったので。で、本家の「世界豆漿大王」*2へ行ってきました。
 
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肉粥おかわりしてたくせに、飯團と冰豆漿を注文。うむうむ、これこれ。ただ若干豆漿に豆臭さが残っていました。うみゅ。味はやはり阜杭豆漿*3の方が上ではないでしょうか。
 
 ところで豆漿を出す店としてはここがいちばん古いわけで、そのメニュー構成をみると、包子類が充実してて、やはり大陸から持ち込んだ文化なのだなあというのがよく分かります。焼餅のかわりに餅米を使った飯團や冷たい豆漿は台湾で生み出されたものじゃないかと。台湾伝統の朝御飯ということなら、肉粥のお店の方になるのでしょう。つまり御飯におかずというスタイルが基本。台南の歴史ある朝御飯屋さんも基本は肉燥飯(所謂魯肉飯*4)におかずを頼むという感じです。気になるのは粥は元々あったのかどうか、という点ですが、南部の虱目魚粥の存在を考えると、やはり大陸北方の粥文化とはちょっと違うように思えます。

*1:ググったところ、トップはこの記事でした。http://www.japanasia.co.jp/camp/taikenki/taikenki4_2.html なるほど、と納得した次第。

*2:http://www.tabitabi-taipei.com/more/2004/0804/

*3:http://www.taipeinavi.com/food/restaurant.php?id=28

*4:というか、台南ではちゃんと使い分けられていて、今の肉味噌をかけるスタイルは肉燥飯で、魯肉飯になると肉のかたまりがごつんと載ってます。