武術教室でのフィールドワーク
気分は参与観察!みたいなことは常々言ってるんですが、ホントにそれとして論文を書き、科研も取ってる方がいました。人文研で助手をされてる倉島哲さんです*1。博論もどうもそのネタで書かれている感じです。すげー。
フィールドは太極拳・杖術・柔術をアレンジした独自流派の教室で*2、主に社会学(や人類学)の理論で分析されているようです。論文を入手したら、いろいろ参考にさせてもらおうかと思っています。僕自身はどうしても古典学的アプローチになってしまうので*3、現代からの理論的アクセスの道しるべに。
京都方面で知ってる人いたら紹介してもらえないかしら。論文に書けないところをいろいろ聞いてみたかったり。
そういえば、方法論の方ではあまり身近に思ってなかった記憶の問題ですが*4、武術のような伝統的な身体技法の伝授の場においては重要な問題として浮上してきてます。環境も別にいいやと思ってたら、関係する仕事についてしまったし。うう、興味の周回遅れ。。。もっと自覚的に研究をしないといかんと反省してしまいます。