円了と熊楠
上野の科学博物館で、化け物の文化誌展*1と日本の科学者技術者展シリーズ第4回「南方熊楠 −森羅万象の探求者−」*2を見てきました。id:monodoiさんが書かれてて*3、気になってたのを最終日滑り込みセーフ。
いやホント見せ物小屋状態でした。親子連れは恐いだの恐くないだの言ってましたが、いやそりゃあんな近代的な建築物の中できれいにライトアップされてりゃ恐くないし。男鹿のなまはげ館*4のビデオで本気なきしてる子供を見て、すばらしい情操教育だと台湾の人が感動してましたっけ。又従兄弟が小さい頃祖母の家の鬼の面を強烈に怖がってましたね。薄暗い日本家屋で見たらそりゃマジで引くでしょう。ポケモンみたいなかわいいのもいいけど、もっとこわいやつ*5も再生産されてほしいところです。
しかし、本当に東洋大学提供の資料が多かったです。ムーミンばっかりフィーチャーしてないで*6、国産ものの妖怪も大切にしてほしいところです。いやムーミンを選んでるあたりは大正解なんだけど、並行して所蔵している資料から百鬼夜行とかキャッチーなイコンをデジタル素材化したり、水木しげる先生の学祖イラスト*7を使わせてもらったりすればよいのになあと思うのです。
円了先生の読書会とかやりたいなあ。霊学研究始めちゃったし、共生研究もしないといけないし、けっこうおもしろくなりそうなんですが、参加者の確保が難点です。ま、おいおい。
*1:http://www.kahaku.go.jp/event/2006/10bakemono/index.html
*2:http://www.kahaku.go.jp/event/2006/10minakata/index.html
*3:http://d.hatena.ne.jp/monodoi/20061028/p1
*4:http://www.namahage.co.jp/namahagekan/
*5:http://d.hatena.ne.jp/moroshigeki/20061112/1163326781
*6:http://www.toyo.ac.jp/nyushi/index.html
*7:isbn:4041929105:detail