nomurahideto's blog

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劉万川先師故事

 さて、練習後有志で李老師を囲んでごはんを食べたのですが*1、そこで李老師からいろいろお話を伺いました。うふちゅん人さんから「馬貴先師の拝師年令」と「劉万川先師の印象」について質問があり*2、それに対する李老師の答えは、拝師年齢については、1941,2年に馬貴先師が90歳で亡くなられ、1884年に董海川祖師が亡くなられていることから、馬貴先師が董祖師に師事していたのは32,3の頃までだということが分かり、20年ほど董祖師のもとで修行していたのだから、逆算して12,3の頃に入門したことになる。でも大切なのは、何歳で入門したかではなく、どれだけの長さ師事していたかということだよとのことでした。研究者的には時間の先後関係が気になるのですが(^_^;) ともあれ前々より、李老師は何歳で学び始めるかは問題ではない、年を取ってから学んでも遅いということはない、と言われてましたし、習った時間の長さと習った内容の多さは比例するので、長さが大切とは頷ける視点です。
 

 それから劉万川先師のことですが、李老師は直接会ってお話したことはあるそうですが、何か習ったということはないそうです。李老師はお会いしたのは1990年、そのとき劉先師は85歳、なくなられたのが1993年ですから、3年前にお会いしたことになります。話をしただけだったけども見ただけですごいことは分かるし、話しているときの声からとても深い功夫をお持ちだと分かったよ、とのことでした。
 それから于先師からこんな話を聞いたことがある、とお話してくれました。ちょっとメモがあいまいですけど、劉先師が70何歳かのときに、一人の武術家が尋ねてきたのだそうです。于老師は同席していたのですが、その武術家は推手をお願いしてきたのですが、どうにも慇懃無礼で感じが悪く、劉先師はお断りしたのですが、再三請われたので、仕方なくじゃあと手を合わせることにしたそうです。ところが、劉先師が手を交わして相手の手に引っかけたところ*3、于老師が見た限りまったく何気ない動作に見えたそうです、それだけで、相手は前身が引きはがされんばかりに姿勢を崩して顔面が蒼白になってしまったんだとか。それを李老師は動作つきでやってみせてくださったんですが、話の内容と同じく手を合わせた楢崎さんががくっと引き込まれてました。ひええ。
 ちなみに後日別の席で、劉先師がどのように亡くなられたかN師姐が質問したのですが*4、劉先師は亡くなられる前日も平時と全く変わらず、普通に食事をされてお休みになり、次の日の朝、いつもの練習場所に出かけられて練習を始めたのだが、途中で練習を続けられなくなり、家に戻ってきて休んだのだが、しばらくして亡くなられたのだそうです。

*1:会場の場所を間違えてみなさんにはご迷惑をかけました。。。すいません

*2:http://blog.livedoor.jp/ishigaki_happohiken/archives/50614165.html

*3:よくある手と手を触れたあと、手首を返して相手の腕にかける動作です

*4:その質問の前後の状況は非常におもしろく、というのも、うわ何をすqあwせdrftgyふじこlp