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粛親王陛下の董海川

 董海川スパイ(暗殺者)説*1の続きです。うふちゅん人同学の挙げられている疑問*2について、『董海川与八卦掌』から該当箇所につき代理回答します。
 

農民起義軍とはおそらく「捻軍」のことでしょう。

ご明察です。

「なぜに紫禁城ではなく王府の宦官なのか」
という点。
宦官はうろ覚えですが、たしか「内務府」(か宗人府)の管轄にあったはず。
また定員も決まっていたはず。
てことはその農民反乱の人間の中には「中央」とつながっていた人間がいたと考えられます。

「董海川的故事」の記述をかいつまむと、頼まれて北京に向かう途中、義侠心から騒動にまきこまれ官憲に追われる羽目になったそうです。で、その罪から逃れるためと、使命を果たすための二つから、宦官として宮廷に潜り込むことにしたそうです。北京にいる董一族(董玉)の友人が内務府にいたので、それができたそうです。
ところが、最初、四王府に配属されたものの、上司と一悶着あって粛親王府に転属になったということです。

暗殺といっても、いきなり皇帝を暗殺するんではなくって、外部の反乱の高まりに合わせて内部から事を起こすということになっていたようで、結局機が熟さなかったのだ、ということのようです。

*1:http://d.hatena.ne.jp/nomurahideto/20070703/p1

*2:http://blog.livedoor.jp/ishigaki_happohiken/archives/50912891.html