Under the hazymoon

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胡適先生ギザカッコヨス

 もろさんたちと史語所の文物陳列館の後に胡適紀念館にも寄ったんですが*1、やっぱ胡適先生かっこいい。
 

 古典研究から詩の実作、そして政治の世界まで、まさに知識人/士大夫を生きた人であります。史語所の取り組みを見ていると、どこかしら現代の士大夫たらんとしているところがあるように思えます。純粋に好奇心からくる古典研究と現代社会へ行政の担い手として向き合うことは矛盾しないんであるなーと。いや、誰にでもできることではないわけです。でも、一人でできないことはコラボすればいいと思うんです、が。
 それはともかく、胡適先生の名言ハガキを買ったんで、その中からいくつか紹介。
 
「大胆的假設、小心的求證」
(大胆な仮説、細心の論証)
 
「做學問要在不疑處有疑。待人要在有疑處不疑」
(学問においては疑いなきを疑え。人に接しては疑わしきを疑うな。)
 
「有幾分證據,説幾分話,有七分證據,不能説八分話」
(いくらか証拠があれば、その分話ができるが、七分の証拠では、八分の話はできない)
  
またきれいな字なんですよね。さらさらっとこういうことを筆で書ける学者になりたいもんですが、大胆な論証だったり、三分の証拠で七分の話だったりと、まだまだ道は遠いです(^_^;)

*1:http://d.hatena.ne.jp/nomurahideto/20070929/p2
http://d.hatena.ne.jp/moroshigeki/20070929/1191084204