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シンポジウム『論語』―江戸と『論語』―

 二松学舎大学で開催されて『論語』シンポに行ってきました。今年で3年目?だったかな、去年は行けませんでしたが、今年はダブルブッキングなしで無事聴講。相変わらず、年齢層が高め、そして配付資料には社会人入試の資料が。そうだよなあ来場者の5分でも入学してくれればしめたものでは。若い継承者を見つける前に廃れてしまっては元も子もない以上、老練な賛同者を増やすというのは戦略的にアリだよなーと思います。まあその次の手も打たないとちょっとした延命措置で終わるわけですが。
 

 そんなことも考えつつ聞いていたわけですが、江戸というキャッチーなテーマに『論語』を絡め、それが主催元の二松学舎の来歴ともリンクするような筋立てになっていて、おもしろい構成でした。最近、近代オカルティズム関係で、明治に学べ!みたいな感じになっているのですが、漢学の私塾が大正までには二松学舎を除いてほぼ全滅だったことを聞いて、漢学もやっぱり明治に学べ!だなあと。江戸ちゃうやん。
 最後に「江戸しぐさ」*1というものについての発表があったのですが、これが陽明学にもとづく共生思想の実践なのだそうで、思いっきり今の仕事と絡んできました。そうか、江戸ネタでいけるのか(違。。。わなかったりして。マジにワークショップやったらええんちゃうの、と思わなくもないです。型から入る大切さがあるとようやく実感できるようになった今日この頃。
 もっとも、江戸しぐさで個々言われていることには賛同する点が少なくないのですが、社会のリーダーに求められる、とか、陽明学者に学べ、とか言われると、ちょっと待ってくれませんか?と思うのも事実。お上が正しければ世の中平和な水戸黄門的世界観もまた近代以前からのすばらしき伝統なのかもしれませんが。

*1:http://edoshigusa.org/index.html