nomurahideto's blog

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三のつく倍数のときだけ易筋になる

2008年夏の講習会2日目は易筋経パート1でした。
ほとんど形而上学的な中国哲学的人体論をがっつり語っておきながら、それが身も蓋もないベタな一見すると体操のような動作に落とし込まれるというすごい展開は健在でした。ここに実践としての中国哲学の一つの理想を僕は見てしまうわけです。ネタとベタの高度な融合、と思ってるのは僕(や夏目さん)だけかもしれませんけど。
とはいえ、その理論自体は前回行われたとき*1と比べて、要点を絞って話されていましたが、大きくは違ってないので省きます。実際の練功についても前回と比べて新しい動作はありませんでした。

まあこれは何か新しい動作をすることよりも、きちんと正しく行うことに意味があるので、本物を直接見つつ自分でもやってみることに意味があるわけです。これは八卦掌の講習会でもそうなんですが、見た目の動作が同じだから別に参加しなくていいやと思うか、同じ動作の中に新たな発見をするかの違いなので、それはあなた次第ですとなります。未熟者の僕には毎回発見あるわけで。

さて、今回も後半三分の一くらいが88式套路の練習になってました。一つには易筋の動作だけでは体が持たないからだと思いますが、もう一つには88式を易筋の原理で練習することの重要性があるのではないかと。88式の各動作を実戦でどういう風に使うかを考えて練習するのは非常に浅い考え方で、易筋の原理にもとづいて身体を改変していくために練習するべきである、とのことでした。例えば三陽指で突く動作ですが、実戦で使うなら指は2本でも4本でも同じだけど、3本なのは親指と小指をつなげることで頭頂から指先までの筋をのばすという目的があるのだそうです。うーむ。
それから下勢に入るときの鉤手の回転ですが、やはり立っているときに下まで回して鉤手にし、それから鉤手の回転と体の下降は同時に起きるのであって、大起式のときのように手の回転が体に伝わってというのとはちょっと違うのだそうです。見たままでよかったわけです。となると、双換掌の変化はどっちなんでしょうか。今度確かめよっと。

*1:http://d.hatena.ne.jp/nomurahideto/20080131/p1
http://d.hatena.ne.jp/nomurahideto/20080202/p1
http://d.hatena.ne.jp/nomurahideto/20080205/p1