李先生に教わった「八卦門秘伝『武備笈要』」*1に董海川が八卦掌を学んだ経緯が書かれていたのですが、その段の冒頭は、「昔董公雲盤游歴。将為大能。日遇武者。……」と始まるんですね。つまり「雲游」「盤*2歴」、あちこち旅をして、という意味でしかないんです。こういう伝承もあるということは「雲盤」という言葉自体を董海川が残した可能性は高くなりましたが、他方、固有人名だったのか一般動詞だったのかという問題が。個人的には人名であったものを動詞にするというのは考えづらいですね。。。やはり史料をまだまだ探さないといかんですなう。練習上はどうでもいいことなんですが、研究上はこれではどうにもなりません(>_<)