Under the hazymoon

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走圏のはじめかた

前のエントリで、「龍形走圏の正しい始め方」と書いたのですが、これは練功上の正しい方法という意味で、八卦掌としての正式な起式(はじめかた)というのものは夏に習ったものです。今回も掌法の練習のときには行っています。
で、熊形走圏についてはどうかというと、僕は熊形掌法は過去1度習ったきりなので正式な起式というのは知りません。今回龍形の場合と初動が同じものを習いましたが、やはり上盤を意識した練功用のものでしょう。

実は、昨冬に手をぐるんと回しながら走圏のかたちをつくるのを李先生がされていて、それについて尋ねたところ、調子が悪いのを整えるためにしていて、おまえはやらなくてよい、といったお答えを頂いていました。そのときは、蟹形撞掌の形をとってからぐるんとねじって熊形に落とすというものをやっていたように記憶しています。ところがその後、昨夏になるとそれさえもせずに、手を下ろしている状態から前に軽く出して熊形の形をとるというものになりました。今回の方法が上盤を意識して、ということですから、これまでのものは中盤や下盤を意識してのものということになるのかもしれません。
なお、収式についても今回龍と熊ともに注意がありましたが、これも正式な収式(おわりかた)かどうか分かりません。おそらく練功用ではないかと。