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部活002:根杆3月大槍3年

教室冒頭で、いきなり先生がここの部屋はちょっと高さが足りないなと言われながら、ホワイトボードに書かれたのは、

  • 八卦大槍
  • 八卦大刀
  • 七星杆
  • 鴛鴦鉞

そして、刀・杆・鉞については対応する掌法をしっかりやっていればすぐに使えるようになるので、大槍からやることにしたということでした。うーむ、予想外。

今日の練習メニューは以下の通り。

  1. 熊形走圏
  2. 龍形走圏
  3. 単換掌
  4. 探掌単操
  5. 蓋掌単操

みっちり走圏やりました!
今日教えていただいた要点は大きく次の二つです。

  • 「要学八卦必先定架」(八卦掌を学ぶには必ず定架からはじめよ)

掌法にかぎらず走圏もまた定架よりはじめる、つまり最初にきちんと正しい中正の姿勢を作って、それから歩き始めないといけないとのことでした。もちろんそれでは歩きづらいんですが、それは熟練度に関係なく最初は常に歩きづらいのだそうです。で、それから、

  • 「越走越穏久而下蹲」(歩くほどに安定し時をおいて座る)

十数分ばかり歩いているうちにだんだん安定してくるので、そこからさらにぐっと全身で座るように走圏を続けることで、ようやく気血をめぐらせるようになるんだそうです。
気血のめぐりには、頭のてっぺんから足までをひとつにまとめる大循環と、顏や手や皮膚といった部位ごとの小循環とがあって、走圏はその両方を満たすものだそうです。
気血をめぐらせることで、身体から悪いものが体外に排出されるのですが(デトックスですよ、奥さん)、それにはやはり下端腰で腰を丸め丹田を包み、含胸で胃を広げ呼吸を深くすることが大切なのだとか。胃と呼吸に何の関係が、となっちゃいますが、この場合に呼吸しているのは酸素ではなく「気」なのでしょう。伝統的な文脈で考えた方がよいかもしれません。あるいは、この場合の胃は実際の臓器の機能として考えるのではなく、実際の身体操作上の場所へのポインタとして考えた方が実践上は無難です。実際の練習で臓器を意識して練習するのは間違いだろうと思います。

個人的な問題としては、龍形のときに顔と上手の向きが同じ方向になるように直されました。そんで上手側の肩をもっと引いて中正をとれるようにすれば、もっと逆の横腹がねじれるからとのことでした。顔や手の向きにとらわれて体幹の中正がおろそかになっていたわけです。いかんいかん。

精気神の現場

顔の造作に関係なく、赤ちゃんを見て美しいと思う。輝いているように見える。それが「精」なのだ。走圏をしっかりやって悪い気を追い出して清んだ気を身体にめぐらせているみなさんの顔は、自分では気づいていないだろうけど美しく見えると李先生。定義上「精」がどんなものであるか、ではなく実践の場においてどういう現象を「精」とするかというよい事例になりました。むふー。