中正の要素
今日は某所で通訳しつつ練習をしてました。
三穿掌についていくつか細かい発見がありました。
- 最初の手は動かないまま扣歩
- 下勢から起きる→後ろの手が穿掌の構え→前の手と連動しつつねじりながら最終的に縦に
- 穿掌後の鈎手は横までねじる
- 金鶏独立の最後の動作は、分割しないで行う場合は身を避けながら手刀を大きく回し落とす動作になる
ま、ホントに細かくて何ですが(^_^;)
しかしそういう細かさに易筋的要求を込めつつ一つ一つ区切ってやるのはよい練習になるかなーと思ってます。
中正というだけでは抽象的なので、具体的な要素に分けると大きく3つ。
- 平衡
- 穏重
- 軸線 ※背骨のこと
また上の3要素を満たすことは、中正が「包容」を意味するからでもあるそうです。一つに包みまとめることで満ちる。つまり、
- 中正の要求によって、身体の中心(=丹田)に気を集あつめる。
- 身体の中心に気が集まると、全身が安定する。
- 全身が安定するので、気がよくめぐって全身が充実する。
という段階をふむとの由。またそのように気を集めること(聚気)は、精神集中すること(凝神)と同じことであるのだそうです。