Under the hazymoon

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背骨の真実

マイミクの鍋島の古猫さんのところで、馬貴派を練習していると動物のように背骨がまっすぐになるとはどういうことなのか、ということが話題になっていました。
僕はどちらかというと、近代医学や解剖学的な言葉が使われていたとしても、基本的に神話的な思考で語られているものと受けとめ、伝統的な中国哲学との連続性の方を重視します。

例えば実際にクマやトラの背骨を見てみると、
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こんな感じです。これを確かにまっすぐだ、あるいはまったくS字だ、どっちに判断するかは見る側の問題だと思います。
当たり前のことですが、世の中には馬貴派を学んでなくても80,90越えて元気な人はいるわけですから、あくまで馬貴派の考え方真実である、ぐらいでよいのではないかと。これしか真実がないからがんばれるというのは、どうにも危ういわけです。中正というときの中は偏らないという意味で、つまり常に選択の余地を全方位的に残しておくということなんですね。ここしかない、というのは一見まっすぐ立っていても、実は中正ではないのです。