Under the hazymoon

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落とした胸に精神が注がれる

今日は体験教室の日でした。気を練るというのが非常に重要な課題なのですが、これは実は精神を練ることなのだという話が非常におもしろかったです。
心と体の関係は卵と鶏みたいなもので、気もそぞろなので姿勢が崩れるし、姿勢が崩れるので心が乱れる状態になります。であれば、体がまとまれば心もまとまるし、心もまとまれば体もまとまるわけですが、目に見えない心を先にするのはなかなか難しいわけで、まずは体からということになります。具体的には含胸亀背、胸を落とすことで外に散りやすい精神を体の内に落とし込んで心と体をまとめるのだとか。ここには比喩や抽象的な解釈が介在する余地のない、端的でベタな方法が示されています。しかしそれをそのままに行うことこそが難しいわけですね。
これをスピな気実在論にとってしまうと、実践上失ってしまうところが大きいと思います。