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面然大士は内丹練ってるんじゃね?

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さて、道教の美術展、僕の専門は修養系なのであんまり関係するのはないかな〜と思ってたら、179番の焔口餓鬼図を見て、これ内丹じゃーんと妄想が炸裂して、ついついTシャツも買ってしまいました。
「美術研究」に解説があって(ググったら東文研のサイトに本文あった)、それによると中国仏教の「瑜伽焰口」の儀礼の影響だろうけど、図像の絵解きについては分からないところも多いとの由。
道教儀礼での煉度に内丹の論理が援用されているのはすでに明らかにされている通りですが、この焔口餓鬼図も内丹的に読み解くことができますね。ポイントは3点。
まず丹田部分に組まれている両手にのっている肉まん状のもの、これ摩尼珠でしょう。餓鬼が饅頭食べてるので、その大きいのかもしれませんが。そうでないとすれば摩尼珠を丹田においている点。これが重要。摩尼珠は金丹と同一視されますから。
それから丹田から食道にかけてルートが描かれている点。内丹錬成のルートです。
そして頭の上から観音菩薩がひょろーんと出ている点。これは陽神ですね。
つまり面然大士が内丹を練って観音へと化生し、その法力で餓鬼を煉度しているという物語に読めるというわけです。
これ誰か論文書いてるよね。