Under the hazymoon

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走圏のかぞえかた

だいたい講習会や練習会では走圏を時間で区切って行っています。実際、日々の練習でどれくらい走圏をすればよいでしょうか?と李先生に尋ねれば、時間単位、分単位で答えが返ってきます。
しかし一方で、その本来的なあり方を考えてみると、おそらく正しい答えは、気がじゅうぶん安定して満ちあふれてくるまで、といった時間と無関係の内部感覚に依拠したものになるはずです。
現実問題として、そういった内部感覚の充実を頼りに練習するとなると、学びの浅い者にとっては休憩も含めて1時間ぐらいはかかっておかしくないでしょう。そんなに時間をとれるかといえば、もちろん現実には難しいので、畢竟別の方法で練習の切り上げ時を設定することになります。その場合、上述の通り、原理的には時間で区切らなくてもよいわけです。例えば円を何周するとか、そういうのでもかまわない。
もっともそうした何かを計るという方法はそこに意識が持って行かれるという問題もあります。これはデメリットではないです。数息法に見られるよう別解としてアリですし、そもそも過渡的な取り組みとして拘泥しなければ問題ありません。
ちなみに夏目さんは歩数を数えられてるとか。僕は周回を数えてやることもあるのですが、あんまり向いてないのか、結局タイマーをセットして行うのがより集中できるみたいです。といっても、歩いてるうちにいろいろ妄念がわいてきたりするので、まったくもって走圏だけに一意専心してなど5分がせいいっぱいといったところです。しかし、その心身が一体となった5分のための助走が時間がかかるのが現状でありますが。