李先生の教え方
李先生の教え方は、最初に具体的な技術を解説したりせず、ともかくまず自分で試行錯誤させるところから始まります。最初に答えを出してからだと、その予断に左右されてきちんと自分の身体と対話することができなくなるから、でしょうか。おおむね毎回の講習会では次のように講習が進んで行きます。
- 黙って手本を見せる
- 試行錯誤で練習させる
- 理論的な説明をする
- 正しい理解で練習させる
おもしろいのは、ロングスパンでも同じ構成になっていることです。前の講習会で特に説明無く練習していたことが、今期になって理論的な解説を加えてくれたりとか。
それをまたはっきりと教えないところも、不親切というよりは、自分で気づくことを期待して、ということではないかと思います。
こういう教え方、八卦掌にかぎらず、そのうちできるようになりたいものです。ついワンフレーズポリティクスな説明、しちゃうんですよね。