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八卦掌と四神の秘密

今日の講習会で単勾式の極意が「亀蛇相依」であると教わったとき、これって玄武だよなとイメージが頭に浮かんだ瞬間、八卦掌に隠された秘密に僕は気づいてしまいました。
青龍=龍形
朱雀=鷹勢
白虎=獅形
玄武=単勾式
と、実は八卦掌の中には四神の技が隠されていたんですね。しかも、中央の黄帝は地上の王、王といえば古来よりトーテミズムでも神の中の神とされた熊が配置されるのはむしろ当然ですから、
黄帝=熊形
がそれら四神を従えているというわけです。文明以前の古代中国より連綿と続き、儒教や道教の奥深くまで刻み込まれたシャーマニスティックな信仰は四神へ姿を変え、さらにそこには先秦から漢代にかけて確立された中国哲学の根本的な理論である天人相関と陰陽五行の思想が加わります。
そして驚くべき事に八卦掌にはこの二大哲学に対応する型があるんですね。
天人相関=指天挿地
陰陽五行=陰陽図
さらには型としてではなく、動作の変化それ自体の理論として、易の根本である八卦の変化が導入されています。トーテミズムの視点を導入すれば、実在する動物の力を借りることと、神獣の力を借りることの間に違いはなくなり、そして最終的には自らが神となって森羅万象を支配する力を手に入れる=道の獲得=八卦掌の体得と、すべてが一つにつながるのです。
八卦掌は清末に生まれたとされますが、その実態は、甲骨文として漢字が生まれる前、つまり文明以前まで遡り得る中国の伝統的な思考が現代にまで継承されたものに他ならないのです。ひょっとしたら、基本的な動きのいくつかは、本当に古代中国から密かに伝えられてきたものがあるかもしれませんね。
八卦掌、ここまで奥が深いとは!


。。
。。。
で、蟹は?
え?
八卦掌の八大母掌でまだ七つまでしか説明されてないよね。蟹形は、じゃあ何なの?どんなトーテム?どんな哲学?
(^_^;
(^_^;;
(^_^;;;
知ってます?本駒込に蟹のダシがおいしいつけ麺屋があるんですよ。
ええ、それは本当です。