Under the hazymoon

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夏はライオン、冬はかぎ、これなあに?

答え:筋骨。夏は獅形掌で筋骨を活発にし、冬は単勾式で筋骨を壮健にするのだそうです。
どちらを先にやるかは問題ではないとの由。なるほど。
僕はてっきり、龍形→単勾→獅形と進んでいくことで背中が下から上へ段階的に鍛えられていくと考えていたのですが、どうも近代的な発想だったようです(^_^;)
ようすれば常に全身全てを最初から鍛えているが、掌法によって特に重視するところが違い、もっとも重要な部分は常に意識されなくてはならないため、順不同で練習して問題ない。であれば、初学者だろうが中級者だろうが気にせず同じことを練習することができる。個々人が自分の課題をそのときどきに見つけて練習するのだから、やってることが同じに見えても実はそれぞれに応じた内容の練習になっている。ということかと。
むしろ季節など周囲の環境の身体への影響などを考慮して内容をチョイスすべき、ということも前から李先生がよく言われていましたが、なるほどここまで考えるべきなんですね。うーむ、おもしろい。