Under the hazymoon

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どこで区切るかでなく、そこで区切ることで何を練習するか

馬貴派の88式に関して、僕たちは現在2バージョンを習っているわけですが、1と2で動作の区切り方が違うんですね。「夜叉探海」のようにすべての型の名前を教えなかったのは、動作の区切り方にゆらぎがあって、それをあえて固定しないためでした。1でも練習になるわけで間違った型というわけではないのですが、2の方がより八卦掌の風格が出てよい、とのことでした。
つまりどこで区切るのが正しいかという問題の立て方は適切ではなく、そこで区切ることは何を練習しているのかを理解することが大切だということでしょう。これは掌法でも言えるのではないかと思います。
今回、獅形掌では同じ型でもいくつかバリエーションがありました。これはどれが正しいかではなく何を練習しているかを問わなくてはならないのだと思います。もっともバリエーションというほど大きな違いが出ているのは第一と第五の二つぐらいですが。他は、まあどの動作と動作をつなげるかどうかといったぐらいですけど。
型を覚えるために李先生のスピードについていったけど、自分の練習のときは、なるたけゆっくり、なるたけひくくしないと。そしてそれにのっかって、どれだけ分節化し、どれだけつなげるかを課題としなくてはと思ってます。