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歩法のよじれ、身法のゆがみ

馬貴派八卦掌での最大の禁忌は中正を崩すこと、頭ではそうと分かっていても実践することは難しいものです。だから練習するわけですが。
さて、歩法や身法が中正になっていないとき、しばしば李先生は「別扭」と言われます。あるいは「別了」と言われることも。ねじくれる、という言葉遣いには曲がるというニュアンスがあり、正しい状態にないということになるでしょう。
対して正しく中正を維持したまま身体を捻る場合は「拧(擰)」と言われますし、小さい走圏を回る場合の外の足は、あくまで「」歩を強めにすることで対応すべきことを実際に見せていただきました。
あまり言葉にとらわれるのもどうかとは思いますが、三つの言葉の語感はどれも実際の練習と噛み合っているように思えます。「別」はたんにねじれたりゆがんだりしているのではく、ばらばらの方向に別れてしまっている状態です。おっと「」も先生はよく言われますね。
身体を「拧(擰)」(ねじ)るにしても、確かに上下にしっかり背骨を伸ばした状態でそれを軸に回すことが要求されています。「扣」歩は実戦的な用法をみれば、なるほどひっかけるのであるなと納得できます。
中国語の語感や漢字の語源に注意しながら練習すると、より深く理解ができる、かもしれません。