晴れ時々八卦掌
順勢掌、回身掌 順勢掌法二、回身掌法二 磨身掌法二 帯手
NHK BSプレミアムの『アインシュタインの眼』で『#143 スーパーモデルに学べ!正しく歩いて健康に』というのを放送してました*1。スーパーモデルに「美しいウォーキングを学ぶことで、私たちも健康に、そしてキレイになれる」とのことなのですが、いやいやい…
馬貴派八卦掌東京講習会、今月は下勢の龍形後四掌の予定だったのですが、先月がんばったダメージが抜けてなさそうなので、中盤のおさらいになりました。 揺身掌の中盤を練習する目的としては、変化を実現する個々の動作それ自体を学ぶことよりも、変化しても…
馬貴派八卦掌での最大の禁忌は中正を崩すこと、頭ではそうと分かっていても実践することは難しいものです。だから練習するわけですが。 さて、歩法や身法が中正になっていないとき、しばしば李先生は「別扭」と言われます。あるいは「別了」と言われることも…
単換掌で最後に行う葉底蔵花は、龍形の他の掌法の締めくくりでも同様に行われる基本動作の一つです。ただ単に身体を回しているようにみえて実は難しく、初心者には共通していくつかの問題がでてきます。 その問題の一つが葉底蔵花の葉の方の腕が身体を回転さ…
88式では88の動作の3分の1以上が探穿掌になっているため、順序を覚えづらいという方もいるようです。そこで、暫定的ながら探穿掌のセットを頭から順にメモしておきます。1.下勢→探→探穿→掖掌 2.挑扎撞→探穿→穿×2→転身 3.蓋→探穿穿→穿×4→転身 4.蓋→探穿→退…
うってかわって晴天の今日は、気血も最初から調子いいので、走圏を後回しにして掌法の練習から入りました。次の段階の練習ということで、双換掌の小架を教えていただきました。 掌法の練習では、小→大→小→大と三段階のプロセスがあるそうで、これまで習って…
5月から改めて長期運営を前提とした馬貴派八卦掌の会員制教室が始まっています。馬貴派の第四代継承者である李先生から直接に、しかも時間をかけて教えていただけるのは、かなり幸運だと思います。 さて、これまでの年2回集中体制から1年12ヶ月毎月教室…
今日は体験教室だったのですが、参加者にまったくの初参加の人が一人もいなかったため、急遽、新しい練習方法を教えますと李先生。 。゚+。゚☆サプライズキタ──*・゚・( ゚∀゚ )・゚・*──!!☆゚。+゚ 何と対練の練習から教室は始まりました。湿気が強かったというのが大きな…
マンガのキャラがいつも同じ服を着ているのはどうしてか。内田樹さんは、『ONE PIECE STRONG WORDS』*1の下巻において、それは武道家が(あるいは一流スポーツ選手、例えばイチローがいつもカレーライスを食べるように)ルーティンワーク…
4月の講習会は、馬貴派での春の季節に合わせた、養肝・養筋・防風を重視した練習方法がテーマでした。加えて震災など心理的な不安がある場合の注意点も教えていただきました。 練習のポイントを一言でまとめると、「萌え」ということになるかと思います。も…
このたびの東日本大震災に被災された皆さまに謹んでお見舞い申し上げます。東京近郊にお住まいの方々は、表面的には日常生活が回復しつつありますが、節電の影響も馬鹿にはできず、心理的な不安はなかなかぬぐい去ることはできないかと思います。これまでも…
馬貴派八卦掌に残された88式套路のうち、中心となる八卦掌の風格での練習をすすめてきているのですが、2月には八卦掌の風格にも二つの方法があるとのことで、また違った動作を教えてもらいました。李先生曰く、練るポイントが違うので動作が違うように思え…
今日の李先生の講習会では、馬貴派における周天法の理解について基礎的な説明がありました。李先生の言われるように、仏教、道教、武術などで行われている周天法的修行の中で、走圏がもっともすぐれていると僕には結論できません。しかし、少なくとも気功的…
あくまで一面を示したものに過ぎないことを承知の上で書けば、現在学んだ範囲では、馬貴派の八掌には次のような先後関係があるようです。第一のルートは、龍形で円の動きを学び、獅形で球の動きに拡張するというもの。第二のルートは、単勾式で身のかわしか…
先週の土日の講習会では、馬貴派における踵息と胎息の理解について教えていただきました。どちらも呼吸法ではあるのですが、現実に空気は肺に入るだけですから、足の裏はもちのろん、下腹部までだって息が届くことはありません。いやいや横隔膜をだね、とか…
今月は熊形カムバック月間と思ってたら、88式も次の段階に進みました(゜_゜) まず熊の走圏ですが、肩腰足を熊のようにせよとの由。熊は手の助けなしにやらんといかんので、やはりいちばん難しい。 翻身掌は前に習ったものとほとんど変わってませんでした。つ…
これまで手の要求として、沈肩、墜肘の二つは伺っていたのですが、先日の講習会でさらに二つ、坐腕と領指も習い、これで指先から肩までの要求をどう表現するのか、やっと分かりました。これらの要求を満たすことで、「背如箕形」になるそうです。なるほど。 …
昨日の講習会で、つくづく分かったのが、李先生は立ってもすごいということです。磨身掌の母掌を習ったときと違って、高めの姿勢から始まったんですが、これがいまいちしっくりこない。 それで工夫していくうちに、どうもどんどん身体が勝手に低くなるんです…
腰を回すこと*1と並んで、僕が問題に感じていたのが上鬆下緊の理解でした。どうも前の会の初期においては、「うつ病の熊」(夏目さん談)のように上半身の力を完全に抜いた上で、徐々に起こすようにして姿勢をつくる練習をしていたようなんです。ようなんで…
昨日の講習会では、揺身掌の第二型を習いました。第二といいつつ、これまでにもう二つ習ってるんですがその違いは。。。?というのはさておき、揺身掌第二では、双換掌を揺身掌で挟むかたちになって、双撞掌の比重が増しており、練習の主軸も双撞掌におかれ…
前の会のときからあった問題なんですが、走圏のとき、李先生が腰を回すように指導してるのに、日本人側で「あれは上級者向けの指導だから」とか理由をつけてねじりをゆるめる傾向がありました。最初のうちは納得して練習していました。しかし次第に僕はどう…
88式の後半を復習して、88式を八卦掌の風格として練る下地ができるだけでなく、12月は久々に後四掌と基礎的な掌法の復習があるようです。 申込等詳細は以下のサイトからどうぞ。 http://www.maguibagua-tokyo.com/sub27.html★経験者コース(担当:李保華老師…
移動中は文庫や新書を読むことが多く、先日は復刊された二畳庵主人『漢文法基礎』*1を一気に読んだりしてたのですが、今日から何となく気分で浅野裕一訳の『孫子』*2を読み始めました。竹簡本を定本にしてるのが特徴で、平易な訳とその経緯をまとめた解説も…
88式が今回また大きく変わりつつあります。最初から数えてver.4になるのですが、李先生のお話では、最初の型が太極拳の風格で練るものであるのに対し、今回の型は八卦掌本来の風格で練るものなのだそうです。 確かに単勾式や獅形を習った後で、個人的に復習…
行雲流水といえば、だいたい日国にあるよう「ただよう雲と流れる水。他の力にさからわないで、滞りなく動く自然のゆうゆうとした姿。自然のまま、なりゆきにまかせて行動するさまなどをたとえていう。」といった意味ですが、馬貴派ではここにも武術の秘訣を…
穿掌は抜き手で相手を突く技で、八卦掌のもっとも基本となる攻撃方法だけに、いろいろな変化があります。連続で突いたり、裏に帯手を合わせたりと、掌法や套路の中で、あるいは単操としていくつか習っています。その穿掌の基礎を学ぶのが三穿掌で、単換掌に…
五行配当的な解釈に科学的な根拠はないと思うのですが、それでも秋口の涼しい時期に呼吸を重視して精神に力点をおいた練習をするというのは理に適っているように思われます。 きちんと計画を立ててトレーニングすることを目指すとき、一般にはどんな練習を一…
秋の講習会初日は単換掌の講習が予告されていましたが、なんと初めて動作に即して具体的に呼吸について講習が行われたのでした。88式套路の復習もあったし、内容豊富。 呼吸法自体については、前々から基本的な理論について教えを受けていましたし、練習のと…
10月7日から31日までの木曜と土曜(最終30日は31日の日曜日に振替)、李先生による馬貴派八卦掌の講習会が開催されます。木曜日は久々に龍形前四掌を李先生から学べます。土曜日は体験教室になっています。 詳細は以下のサイトからどうぞ。 http://maguibagu…