Under the hazymoon

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部活045:馬貴派単換掌変化4-5

今日は基礎講習だったのですが、最初に全員で扣歩変化をおさらいした上でさらに八字手肘と八字手鎖喉を学びました。で後半は初学者は李先生から走圏と単換掌を、経験者は扣歩変化を各自で研究しました。
扣歩変化自体かなり実戦性が高いので、経験者の間で独自に実戦を追究するゴールデン八卦掌と養生を重視するシルバー八卦掌の二つに仮想的に分けて自主練することになりました。敵をきちんと想定するのか、動作の伸びを追求するのか、の違いでしょうか。

確かに武術とはいえ、前者に偏りすぎると功夫(フォース)の暗黒面に墜ちてしまいます。あの人が扣歩扣歩(コーホーコーホー)言うのはこのためですね。むしろ敵だけを意識しない、常に大空のような自由な精神がそこにあってこそ真の武術なのです。だからこそ運命の戦士がスカイウォーカーを姓としているんですね。劉漢司『八卦掌宇宙神話序説』にそう書いてありました*1
 
追記(6/12):夏目さんのブログで分派wにいたる経緯が書かれています。そこで扣歩変化の練習に対する僕の考え方をだいたい以下の通りコメントしました。
扣歩変化の練習をしていて、李先生に質問しようとしたら、自然にやればいいから、と一言でばっさり終了しました。それを自分なりに考えて、「自然」とそういう動作や変化になるということは、選択肢がそれしかない、つまり臨界まで身体を動かせばいいのかなと、しっかり腰を回したり手をのばしたりと試行錯誤しています。確かにしっくりくるポイントってあって、そこにはまると気持ちよくできてるような。敵を想定とかそういう物騒な話にしなくても、一定方向への負荷を前提条件にする運動なんですよという解説にすれば、バキササイズとして通用しないかしらん(^_^;)

*1:出版社が民明書房であることは言うまでもない。