Under the hazymoon

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回転の秘密

僕たち馬貴派八卦掌の秘密も「黄金の回転」にあったのです。ドッギャーン*1
鉄のように重い球体をいかに回転させるか、と言われて、通訳しながらジャイロ先生!と心の中で叫んだのは内緒です。。。ウソです、練習のときはそんなネタ思いつく余裕ありませんでした。
それはともかく、実際、龍形掌の蛇に対し、獅形掌の球が対置されるとき、もっとも重要なのがその回転なのですが、これが難しいのです。動作そのものは少しやってみれば意外にかっこがつくのですが、李先生は簡単にやってはいけないと言われます。実際、内面に注意してやってみるとまったくできていない自分に気づく。
気血の充実と球体の回転が比例関係にある、と李先生は言われます。気血を充満させられなければ、きちんと回転できないのだ、と。
李先生はたびたび気血について、目に見えない、触れもしないものだが、それはまったく確かに実在するのだと繰り返し僕たちに言われます。これまでも何度か書きましたが、これを神秘的な言説として解釈しないということが重要だと僕は思います。もっとベタに考える。ようすれば、首から背中にかけての部位をしっかり張って体幹にぶれが生じないように固定できないと、きれいに回転できない、その実際の肉体の充実が気血の充実だというように。だから、確かに走圏と連動している、というより走圏で背中を鍛えて感覚をつかんでおかないと、くるくる動いた段階でそうした後背部の内感が失われてしまうというわけです。
あと獅形換掌の対練を見せていただき、根本的な勘違いをしていたことにまた気づきました。単勾換掌の対練を僕は見たことがあったわけですから、その違いにもっとはやく気がつくべきだったのですが。理解超重要というのが改めて身にしみました(>_<)

練習メニューはバッキーズをどうぞ*2

*1:[asin:4088700996:detail]

*2:http://magui-style.blogspot.com/2010/07/2010.html