ケサランパサランと摩尼宝珠
ケサランパサランの記事*1について、id:monodoiさんから教えてもらった論文*2をさっそく読みました。うちは妖怪学のふるさとだけにそういった資料はきちんとあるのです(ウソ
で、飯倉論文については、民俗資料からマンガまでを縦横無尽に引用されてて楽しく読んだのです、妖怪が増殖する過程はまさに伝統が創造されていく現場なのだと納得です、が、そこでなんと「牛黄」もケサランパサランの眷属と知って、どきっとしました。「牛黄」から「人黄」を連想してしまうと、そこから妄想スタートで、まてよまてよ、箱の中に入れておくと増殖するって、それって舎利=摩尼宝珠の属性だし、持ってると幸運になるってのもまさに摩尼宝珠の重要な力です。おおそうか、ケサランパサランは国民主権の現代において拡散された王権のしるしであったのか!な、なんだってー(爆。
摩尼宝珠は金丹の変容でもありますので、ななーんとケサランパサランは僕の専門である錬金術の隣接領域だったのでーす。