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宮崎論語補読(1)

縁あって9月から論語を読む会の講師?をすることになり、今日は打ち合わせ&顔合わせに行ってきました。
コンセプトとしては次の3点。

  • 論語を声に出して素読する。
  • 辞書を引いて漢字に親しむ。
  • 伝統の蓄積を心にとめつつも、現代の言葉で考える。

で、頭でなく手と口を動かして論語を学ぶという伝統芸能としての漢学実践を、自分自身の学びもかねてやらせていただくことにしました。

素読に使うのは「斯文会訓点論語」。せっかく文京区でやるんですから、これに挑戦でしょう。
ただそれで読む中身まで、道学者先生大好きな伝統的解釈ではつまんないので、あえて内容解説は宮崎論語*1にお願いすることにしました。岩波現代文庫で再版されて現在いちばん買いやすいというと、同時に裏事情(というほどでもないですが)込みの同じ著者による論語*2も併せて再版されたのも、大きいです。文庫2冊でアカデミックな読み方ができてしまうという。
もちろん論語の現代語訳は多々あります。呉論語*3なんかもいいかもしれません。ただせっかく大学の研究者にやってほしいというリクエストだったんで、伝統芸能だけでなくアカデミックな見方もそれなりにお見せしないと僕がやる必要はないわけで。その点、宮崎論語は定番の中でも重層的な読みを示せる材料があらかじめセットされれてます。若輩者の僕では精読とまではいかないので補読ということでやってみるつもりです。伝統的な読み方は、その都度集注とか参照して補足する予定。本音で言えば駒田論語で行きたかったんですが、これは古本でしか手に入らないので。

*1:[asin:4006000170:detail]

*2:[asin:4006000227:detail]

*3:[asin:4167723018:detail]