Under the hazymoon

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部活041:馬貴派単換掌変化1-2

今月は単換掌変化強化月間ということで、今日はまず、

  • 抹眉
  • 野馬撞槽

と二つの扣歩変化を習いました。
最初のは相手の顔をこすりとるような技でした。ほとんどの八卦掌の門派にあるそうです。抹には二つの含意があり、こするときには自然につかむ、そのように練習するのだそうです。実際の用法は今後対練を通じて学びましょうとのことでした。
二つめは葉底蔵花からの肘打で、李先生が時々見せてくれるやつで、これを単操と掌法で練習しました。
なかなかどうして手打ちになってしまい、己が走圏と単換掌の未熟ぶりがよく分かりました(>ε<)
しかしますます武闘派に…エクササイズとして練習できるような動作なんですが、何せお手本がかなりアブないんで。

ちなみに荘子の言葉が引かれましたが、正しくは斉物論の「樞始得其環中、以應無窮。」(樞始めて其の環中を得、以て應ずるに窮まり無し。)ですね。道の中心は環のように空っぽであることで初めて自在な変化ができるという意味です。この場合の空っぽは仏教的空よりも中正のようにバランスが取れて偏りがない自由さと見た方が荘子的にもよいような。