フジとは違うのだよフジとは。。。
劇場版の『相棒』を観てきました。公開初日はファンの努め(^^ゞ 劇場は僕と同じで相棒ファンがけっこういたようで、ファンに目くばせしたようなシーンのときはあちこちで笑いが。それにしても年齢層高かった!
劇場版ということで、主人公たちによる「巨悪」の追求に政治的ストップがかかったまま終わるという、ややぬるめのオチでした(テレビシリーズなら首魁に一太刀浴びせにかかるのが流れではないかと思いました)が、主人公たちに替わって「巨悪」を暴いたのが希代の悪女*1で、およそ正義というにはためらわれるやり口でしたから、そこはさすがに相棒クオリティ。某8chのドラマの映画版とかだとこうはいかないなと。
お決まりの官僚批判はちょっといただけないし、モデルとなった事件については異論あって劇中の描き方はどうかなあとも思いますが、メディア批判を自ら行ってるし*2、刑事ドラマという娯楽物の、それもテレビよりも集客の点で冒険がしがたい前提条件の上でのストーリーテリングとしては十分満足できました。久々に破綻のない邦画娯楽作ではないかと。
それにしても『池中玄太』vs『熱中時代』というのにも感慨深いものがありました。少年時代の思い出だなあ。