Under the hazymoon

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手の中正=背中の中正

というわけで、今日は2009年冬の八卦掌講習会第2回目でした。練習メニューはバッキーズの方をどうぞ。
今回、僕自身にとっての最大の収穫は脱開の感覚をはじめて感じた(ように思えた)ことでしょうか。双換掌は身体をのびやかにできるからたくさん練習しろと言われつつも、いまいち脱開についてピンと来てなかったのが実際のところだったのです。

ところが、今回、大擺歩のときに李先生にもっと手を上下に伸ばしてと言われ、かつしっかり座って、とやったところ肩甲骨の下かそのへんの筋がごりっときて、何だか気持ちよく伸びたような感じがあったんですね。これが脱開への第一歩なのかしらんと、ちょっとうれしかった次第。座ることで背筋を伸ばすっちゅーことで、言葉の上では理解できるけど、今まであまりできてなかったのかも。
あとは、指天挿地や仆地龍のポイントが背中の中正にあるというのも、なるほどそうかと納得。これまでは身体が曲がってもいいから下げろ、と言われていたのですが、それはあくまで前傾はまあ仕方ないけど、背中はしっかり張っておけということだったわけですね。背中、おろそかにしてました。あと仆地龍で下に伸ばしていく手が前の足に沿って越えるところまでちゃんと伸ばしてから起き上がるようにするというのも、おろそかにしてました。
最後の熊形走圏ですが、きちんと顎を引いて首筋を伸ばして背中をおこしたところ、じつにどっしりと身体が落ちました。丹田の充実を気にすると、どうしてもやや前傾になってしまうところ、背中の充実に意識をおいてやると、逆に丹田の方がぴくぴくと動いて充実してきます。うーん、これって小周天