ウォーキングも基本は同じ?
品川教室のS師姐がウォーキングの本を出されました。その名も『Shall we ウォーク!』*1です。「目指せニューヨーカー足」ですって奥様。かっこいー。
DVD付きで、きれいな歩き方だけでなく、きれいな傘のさし方とかきれいな携帯電話の持ち方とか、えらく実践的でエビちゃんOL必携という感じでした。でも基礎工事が違うから僕らはニューヨーカーにはなれんよねえと、相方と嘆息することしきり。とはいえ、姿勢の維持とか身体のほぐし方とかも書かれていて、それらを読むとけっこう中国武術など伝統的な身体要求に合致するものがあっておもしろかったです。
もちろん、走圏はどっしり、ウォーキングはすっきり、で目的とする動きが違いますから、システムは異なってくるわけで。ただこうして並べていくと、要となる身体のパーツに対する動作の要求などが、ある程度類型化していけると思うんですね。僕としては、どれがすぐれているかとか、どれかに統一しようとか、ではなく、全体的な俯瞰図、伝統知の身体地図(とその変遷)を描く上でかなり有効ではないかといろいろ興味がわいちゃうんです。極端な事例(アフリカだかどこかの立ったまま寝る部族)を持ち出して相対化するのもまあいいんですけど、やはりまだ現前していないカノンを見つけ出したい、という古典学の欲望につい肩入れしてしまいます。
そうそう、ヨドバシ秋葉原の上の有隣堂の美容コーナーに平積みされてましたよ。
左上です。右側には『インスパイリング・エクササイズ』*2がどかーんと。同じ出版社でS師姐のはこのシリーズの第3弾なんだとか。オフィシャルサイト*3によると、インスパイリングほにゃららというのは、
日常生活の緊張した体をリラックスさせる(骨盤・関節・筋肉をゆるめる)
↓
骨格・骨盤の歪みの矯正
↓
骨を支えている深部筋に筋肉をつけ中心が通ったボディー作り
深部筋・・・普通の生活では鍛えられないのでエクササイズによって鍛えていきます(半年位)
とあって、けっこうこれも走圏に近いなあと思った次第です。骨盤云々はティラピスでも言ってましたっけ。下丹田の鍛錬ということですね。ほんとか〜。