Under the hazymoon

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下端腰のチェックは立ってする?

下端腰については腰を巻き込むようにとか、よく言われるわけですが、どこまでやったら適正なのかよく分からなかったり悩むこともあったんですが、馬歩や走圏をしないで普通に立った状態でそうした要求をチェックすればよいのではないか、と思いついたりしました。

というのも、易筋経や88式においては、そもそも直立不動の状態(足、膝、腿と全部くっつけて)からもう「含胸亀背下端腰」ができると教わっているわけです。してみると、要求の程度としては立った状態でできるところまでで十分だということに。実際、そこから馬歩や走圏で座るのは、気をより下げるため(かつ下盤の鍛錬を行うため)で、気が下がるというのは内面の問題であって外面の変化はないのですから、そうなると立っている段階で要求は満たされていると考えてよいのではないでしょうか。つい足を曲げて実際に座らないと要求を満たした姿勢を取れないように思ってしまうのですが、それはあるいは「やり過ぎ」てしまっているのかもしれません。