Under the hazymoon

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御湯神楽といしきりん

道教学会の翌日、若手研究者の集いタオの会にて、石切神社で御湯神楽*1を見学に行きました。写真に撮りたかったんですが、そんな雰囲気でなかったので、普通に見学。素足にわらじの巫女さんに萌える。雨の日もあの格好でやるなら、かなりエロティックではなかろうか。おそらく神事である以上はそういう要素はあったのではないかと思います(`・ω・´)キリッ
ま、それはそれとして、個人的には歩法と姿勢をチェック。神主さんもそうだけど、階段昇ったり、くるっと回るところはいいんだけど、移動は普通に歩いているのでそこが残念でした。禹歩すればいいのにな。
お湯がまかれるときには、前にじんどっていた年配の女性たちがいっせいにかばんの中からビニール布を出して石畳の上に敷き、何枚もタオルを広げ、自分もタオルをかぶってかかってくるお湯を集めてました。家族の分か、一ヶ月分か分からないですけど。後で案内してくれた研究仲間に聞いたら、できものとか皮膚の病に効くと言われているとか。
その上之社付近には、弥生時代を模した?建物が立ってたり、電波塔に天女が配されたようなドームが立ってたり、なかなかよい感じ。石切夢観音って大衆演劇に出てきそうな名前です。
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その後、生駒の坂を上りながら、朝鮮寺を参観しました。最近できたものだそうですが、韓国のものと同じだあ。台湾での儀礼とも神像の配置が似てる〜とみんなで興奮してました。
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神降ろしをしてその力を借りて心を病んでいる人を治しているのだとか。実は同じ坂の途中に作業所があったり、脳神経外科を最初に売りにしている病院があったりと、どうも元々そういう濃密な空間だったようで、そこにさらに乗っかってきたあたりが興味深いです。昔からの漢方薬の生産地だし、石切神社の参道は、占い街になってますし。
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下から上に登っていくにしたがって占い−病院−神社−作業所と変遷するあたりが、偶然なんだろうけど、治癒のされなさ加減に対応してるなと。
そうそう、占い参道のところではゆるキャラ対策もばっちりでした。その名もいしきりん。
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観光宗教学の場でもあるのでした。多種多様な教団が教会を構えてましたし、石切おもしろすぎる。
研究成果がいろいろあると教えてもらったので、今度読んでみよっと*2

*1:http://www.ishikiri.or.jp/gyouji01/61/

*2:http://blog.livedoor.jp/socioreligious/archives/cat_10040842.html[asin:4422230131:detail]