Under the hazymoon

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大扣大擺、小扣小擺

 先週から三穿掌を習っていますが、これは三角歩と合わせて、馬貴派八卦掌の変化をマスターする上で大切な型だそうです。
 

 三角歩は蓋掌+大扣擺歩、三穿掌は穿掌+小扣擺歩と、学習の進度に合わせてレベルを上げて教わっているのかなと勝手解釈。しかし三角歩以上に姿勢が不安定になってしまいます。遠藤老師ですら、今の段階では「軽く」なってしまうのであまり練習されないそうで、ぼんくらの僕にとってはむべなるかな。とりあえずつい素早く動いて目を回してしまい、もっとゆっくりきっちりはっきりくっきり動かないといけないと反省することしきりです。定架の「定」字をないがしろにしてはいけませんよ、というのが今日の掌法を練習するにあたっての遠藤老師のお言葉だったのですが、全然できてません。いやはや。
 根本的な課題以外に、動作として難しいのが下に払ってからの穿掌で、払った手の肘のところを通って一直線にとのことだったのですが、へにゃっと軌道が曲がってしまいます。うーみゅ。老師の動作を拝見していると、どうも穿掌が出るときに、更に気持ち回って、小小擺してるようです。確かにそうすると始動の時点での肘の位置を穿掌がすーっと通っていくような感じになります。んで、全体としてより回転してる感じ。これでえーのんかな?うーみゅ。
  
 ところで走圏のときに、腰を回した方が安定するような気がしてて、夏目さんにそう話してたら、そりゃそうじゃない?とのお言葉が。確かに腰を回すと足までつながりがスムーズになるような気がするんです。で、腰を充実させると自然と足に力が入る、気がする。両方合わさった方がより一体感が増すのは確かじゃないかと思うわけです。んが、そりゃ止まっている状態での話で、歩を進めるともう回した腰がゆるむゆるむ。そしてゆるむと腰の充実も消えてしまうわけで、これをきちんとできるようになるには相当まじめに練習しないといかんなあという感じです。どーする、どうなる。