Under the hazymoon

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ゆらゆらぐるぐる

2008年夏の講習会5日目は2年以上学習者向け八卦掌パート1でした。今日は経験者ということもあって、走圏の練習はとばしていきなり掌法の練習に突入です。うひー。

八母掌で学ぶポイントはそれぞれ次のようになっているとのことです。

  1. 単換掌:扣擺歩
  2. 双換掌:大扣擺歩
  3. 順勢掌:原理(翻身掌)
  4. 三穿掌:小扣擺歩
  5. 揺身掌:身法
  6. 磨身掌:身法
  7. 回身掌:身法
  8. 転身掌:身法

今回は前四掌をおさらいした後、残り三分の一ぐらいの時間で揺身掌と回身掌を学びました。これまで練習した探掌の変化などが動作の中に入ってるんですね。なるほどー、きちんと変化の練習しておくことで、ここでの学習が楽になるということだったんですね。他にも88式や横の双換掌も出てきました。やっぱり全部出た方がよかったか。まあ経験者だから初心者向けに出なくていいという考え方は馬貴派にないのは分かってましたが、本当にこれまでの講習会の成果が連続しています。
そうそう回身掌ではとうとう蹴りが二つも出てきました。蹴り技を養う練功もまた走圏にあるそうです。そこは今回は詳しく習いませんでした。そのうち教えてくださるんでしょう。楽しみです。

今日は下勢がばんばん出てきました。下勢のポイントもまた中正で、入りと起きで中正が維持されるようにとのことでした。三穿掌なんかで特に感じたのが何度も先生から指導されていることなんですが、入りの貯めとしての扣歩の重要性です。しっかり踏まないと下勢に向かったとき身体を支えきれないんですよね。
またいくら練習してもうまくできないとすると、その理由の一つに気血が通じてなく筋骨が弱いという基礎自体の問題があって、これを解決するにはやはり走圏(とたぶん易筋経)しかないようです。それに関連して、真の放鬆とは何か、という話が。とにかくまず中正を保ち、しっかり座る。その上で放鬆することで全ての力を足に送り込む、これが放鬆の本当の意味で、中正を守り放鬆して練習するとすごくきつくて前四掌をそれぞれ8回ずつ行うのもやっとだろう、とのことでした。いやあ、李先生がやってみせてくださったんですが、上が抜けると明らかに太ももふくらんでたような気が。そこまでいっちゃうんすね。。。