Under the hazymoon

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晴れ時々八卦掌

李保華老師馬貴派八卦掌東京講習会のお知らせ

馬貴派八卦掌第四代継承者である李保華老師が運営される馬貴派八卦掌伝播中心の2010年冬期東京講習会を開催いたします。 馬貴派八卦掌は、太極拳と同じく中国武術を代表する内家拳の一派であり、民間で伝承されてきたことで伝統的な訓練体系を色濃く残した門…

内側の足はどこを向くべきか?

走圏の基本は、円周に沿って内側の足が直線に、外側の足が曲線に進むことになっています。もちろん円が大きくなれば外側のカーブが徐々にゆるくなり、直線にいたって、まっすぐ歩くことになります。逆に、円が小さくなれば内側の足の運びが直線を維持できず…

聖地巡礼写真アップ

今回の聖地巡礼の写真アップしました。といっても、聖地でポーズとってるだけですけどもっ(^_^;) http://d.hatena.ne.jp/nomurahideto/20091028/p1 http://d.hatena.ne.jp/nomurahideto/20091101/p2 http://d.hatena.ne.jp/nomurahideto/20091101/p3 http://…

馬貴派聖地巡礼馬貴篇

李先生によれば馬貴の故居は地安門街にあったそうで、近くには観光地もいっぱいあったのですが、時間の都合上少し通りを歩いただけに終わりました。いつ頃に住まわれてたかでだいぶ状況は異なるはずですが、困窮していた最晩年だとしたら、胡同がまだ残って…

馬貴派聖地巡礼劉万川篇

大雪吹き荒れる中、劉万川が晩年馬貴派八卦掌を教えていた陶然亭公園に行ってきました。入場料1元。よく下調べせず裏門から入ることになったら、いきなり朝からこんなことを。。。 まあ、聖地巡礼やってるこっちも何ですが、あんたら漢だよと思ってしまった…

馬貴派聖地巡礼于志明篇

李先生が毎日于先生から習われていた天壇公園にも、今回初めて行ってきました。世界遺産で練習ですよ。こっちはさすがに入園だけで10元、建物内部へは追加料金。今回は練習場所になっていた外の敷地だけ見れたらいいので、10元だけ払って、肝心の建物は全ス…

麺をのばすこつと練習のこつは同じ

練習後に李先生といっしょに食事をしたのですが、麺をその場で店員さんが伸ばしているときに、八卦掌の練習もこれと同じだと李先生が言われました。ようすれば、麺を大きく伸ばすには7回8回重ねて強くしてからでないと無理なように、じゅうぶん強くなって…

全身が丹田になるというのはレトリックではない

さて、夏の教室では、何人かの生徒さんが李先生の身体を触らせてもらっていましたが、僕は触らせてもらってませんでした。内心、いいなーと思っていたのがばればれだったのか(^_^;)、今回改めて触らせていただきました。何でも夏は本調子ではなかったので触…

馬貴派聖地巡礼李少庵篇

李少庵が経営していた玉春楼(あるいは遇春楼)は、馬貴と劉万川を引き合わせたいわば馬貴派の聖地の一つですが、現在それがどこにあったかはまだ判明していません。ただ李先生の調査ではそれが前門の王寡婦斜路にあったところまでは分かっているそうです。…

1時間と7分少し

甲州市勝沼ぶどう郷マラソン大会の10kmに参加しました。最初から上り坂。ひたすら上り坂。それを一気に下ったあとは、若干のぼり気味?とほぼ平地ナッシングなコースでした。そんなきついコースを八卦掌の要求を意識しつつするのはつらかったです。やはり途…

走圏のかぞえかた

だいたい講習会や練習会では走圏を時間で区切って行っています。実際、日々の練習でどれくらい走圏をすればよいでしょうか?と李先生に尋ねれば、時間単位、分単位で答えが返ってきます。 しかし一方で、その本来的なあり方を考えてみると、おそらく正しい答…

『考える人』2009年秋号&『デザインの現場』2009年10月号

『考える人』書店で見かけて購入。「特集:活字から、ウェブへの……。」として、電子ブックからネットでの情報発信までいろんな記事があります。未読。活版の写真とか見てついフェチ心が疼きました(^_^;) また『デザインの現場』2009年10月号では「特集 これ…

太極スタイルvol.7

太極スタイルの新刊が出ました。特集は「介護と太極拳」、介護予防や介護リハビリのための太極拳の活用事例として喜多方市の取り組みが紹介されています。喜多方市って「太極拳のまち」を謳われてるんですね。ちなみに中哲的には喜多方といえば中江藤樹だそ…

婦人の腹も男子と同じやうに大きくなるか

大正デモクラシーの影響かどうかは分かりませんが、大正時代も現代と変わることなく、女子にとっては練習したらおなかのはどうなるのかとても気になっていたようです。 といってもこれは馬貴派ではなく藤田式調和道の話です。藤田靈齋『藤田式調和法前傳略解…

できない理由よりできる理由を考える

今日はおまけの練習日でした。初級指導員が僕だけだったので、李先生の話された内容に注釈を加えたりしながら、普通に走圏・単換掌・探掌の練習をしました。武術なので対人を想定しながらの動きに構造上なっているとはいえ、僕自身は養生からのアプローチを…

部活073:安らかな練習を目指して

今日はいよいよ部活最終日。走圏と単換掌のほかに、探掌・蓋掌・反背錘の練習をしました。根本となる原則のその先にあるものとして、「静」「安」という状態を求めるべきことが示されました。例えば30分練習をしても自分が落ち着かなければその練習は間違っ…

「正」と「順」

現代語に訳すのが難しい「正」と「順」ですが、やはり漢字本来の意味から解きほぐすのがよいでしょう。漢字のまま多義性を受けとめた方が、実践上は有効だと思うけど、参考まで、漢文読解の新定番『全訳漢辞海』によれば、以下の通り。 「正」とは、常に偏ら…

部活072:練習もおだやか、通訳もおだやか

今日は単換掌と探掌母掌の練習をしました。根本となる原則を常に体現するようにとして、 中正 順 穏 と階梯を踏んで行う必要があることを話されました。何度も話されていることですが、言うは易く行うは難しの最たるものですね、この問題は。 おもしろかった…

部活071:形をとどめて力を抜き落とす

今日は前半走圏、後半単換掌と順勢掌を復習しました。順勢掌で蓋掌を打つときは、手を下に下ろすことなくそのまま打つようにとのことでした。頭の上を通っていく感じですね。双換掌と軌道が違うように思えるのは初動の手の位置が違うからかな。同じように打…

部活070:今日は完全個人練習

今日は最初から最後まで個人練習でした。僕が練習したのは三穿掌と揺身掌と掌法をいくつか。特に修正はなし。修行あるのみですなう。 他に単勾式を習っている初心者の方とかいました。体調に合わせていろいろ切り換えるんですかね。

部活069:今日は探掌と蓋掌

そんなわけで、結局南極、復習メニューの指令が今日も出て、探掌と蓋掌の練習をしたのでした。一人の練習あり、数人でまとまっての練習あり、でしたが。僕は探掌と蓋掌の母掌、それと探掌変化七種を練習しました。八つめのはあやふやだったので、少しやって…

双撞掌の中に雲片掌あり

雲片掌は大小あるわけですが、手先だけで行う小さい雲片掌を転換掌と合わせて歩いて居るときに少しばかりやることがあります。 最近気づいて、あ!と思ったのが、双換掌での双撞掌の入りの手の変化。特にこうやれとは習ってない、=目下重要なポイントではな…

部活068:今日は順勢掌

今日も引き続き総復習。みんな真面目に走圏と単換掌を黙々とやり続けるものだから、結局先生が、それじゃあ順勢掌をやりましょう、で、初心者の人でまだ覚えてない人もままいたので、じゃあ、私の後に続いて、といつものような展開に(^_^;) 僕は最初の一時間…

下手が上手を導く

昨日の練習で個人的に修正せんといかんと気づいたのが、単換掌の葉底蔵花の下手が低いことです。ちょうど鳩尾のところを水平に移動させないといけないのに少し下がってしまうんですね。丹田があればそういう問題も起きないでしょうけど(^_^;) あと単換掌の葉…

部活067:今月は総点検!

3月から続いた部活もついに最後の月がやってきました。次回の李先生訪日は来年1月なので、それまでの自主練のためにここはしっかり教わっておかねば。 さて、今月は特に新しいことはせず、各自で考えて練習をしましょうと事前に予告がありました。いったい…

走圏口訣サルベージ

馬貴派八卦掌を新しく学び始められた人も増えてきたので、過去に記録した走圏の口訣について、サルベージしておきます。 基本姿勢 http://d.hatena.ne.jp/nomurahideto/20080127/p2 歩法の境地 http://d.hatena.ne.jp/nomurahideto/20071011/p1 各部のポイン…

朝から練習

楢崎さんの会に参加してきました。バッキーズと違って武闘派比率は高いのが特徴でしょうか(^_^;) 何とか週2はしっかりした練習をできるようにしたいところです。しかし朝から走圏はきつい。

88式をもし分割するなら

毎回通して練習するとしんどいので(^_^;) どこかで分けて練習するのもよいかなと。 一つ考えたのが、掖掌でいったん区切って、それから龍形走圏でいったん区切るというものです。それで各パートでよく分からないところをつめて練習すると。本来は動作一つ一…

2009年春夏期学習目録

バッキーズサイトに3月〜7月まで学んだものの一覧を掲載しました。 http://magui-style.blogspot.com/2009/08/2009.html いやー改めて見直すと、どんだけやってんだって感じですね(^_^;) ビデオ撮りしないと復習する前に忘れちゃいそうです。。。

古武術とオペラと煉丹術と八卦掌

先日のワークショップでおもしろかったのが、吉田さんの古武術でも江戸期から煉丹してるよ〜という話と、もろさんのオペラなどの西洋の歌唱法で必要とされる姿勢と馬貴派や易筋経の姿勢は同じだよという話です。うーんどちらももっと詳しく聞きたかった。冬…