走圏にすべてがあるというのは理念ではない。端的な現実だ。
2010年夏の馬貴派八卦掌講習会が終了しました。だいたいの内容はバッキーズのブログに残してあります。
http://magui-style.blogspot.com/2010_06_01_archive.html
http://magui-style.blogspot.com/2010_07_01_archive.html
今回新たに学んだことをリストアップすると以下の通りです。なお第二とか第三とかは仮称です。
- 単換掌第二
- 単換掌第三
- 双換掌第三
- 順勢掌第二
- 順勢掌第三
- 易筋経(龍の穿掌基礎)
- 易筋経(獅子抱球新バージョン)
- 獅形走圏
- 獅形掌第一上
- 獅形掌第一下
- 獅形掌第二
- 獅形掌第三
- 獅形掌第四
- 獅形掌第五縦
- 獅形掌第五横
- 獅形掌第六
- 獅形掌第七
- 獅形掌第八
- 八卦大刀:獅形掌第一上
- 八卦大刀:獅形掌第一下
- 八卦大刀:片膀
- 八卦大刀:帯環
- 八卦大刀:転身截
- 八卦大刀:翻身截
八卦大刀、実際にやってみると、まあ如何に自分の手がばらばらか、身法で動いてないかがありありと分かって、それが最大の収穫ではないかと思いました。李先生のようなきれいな軌道を描こうとすると、手で振り回すしかないんですね。身体で引き回した軌道のなんて無様なこと。確かに獅形走圏と基礎の換掌しっかりやって身体をつくらないとどうにもならないです。
今回習った動作の種類自体はだいぶ重なっているので、実際はいくつかの動作に特化して練習すればどうにかなりそうです。しかしいちばんの収穫はいろんな動作を習ったことではありません。
前回の冬の講習会で単勾式を習ったとき、龍形走圏の感覚が変わったんですね。より正確に言えば、単勾式での頸や背中の感覚が龍形走圏に追加されたように感じたんです。
今回の夏の講習会でもそれは起きました。龍形走圏のとき、やはり獅形での頸や腕の感覚が追加された感じがありました。まだ明確ではありませんけど。
まだ熊形走圏までフィードバックはできてないんですが、ともかく李先生が走圏は全部入りだというのはこういうことなのかなと最近考えてます。技を覚えることで走圏から動作を展開していくという意味で全部があるというのではなく、まさに言葉通り走圏の中で展開される動作の核となる感覚を感じ取ることができるのだということです。