読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

nomurahideto's blog

http://researchmap.jp/nomurahideto/

八卦掌としての88式套路

88式が今回また大きく変わりつつあります。最初から数えてver.4になるのですが、李先生のお話では、最初の型が太極拳の風格で練るものであるのに対し、今回の型は八卦掌本来の風格で練るものなのだそうです。 確かに単勾式や獅形を習った後で、個人的に復習…

雲の心で敵に接し、水の体で打ち破る。

行雲流水といえば、だいたい日国にあるよう「ただよう雲と流れる水。他の力にさからわないで、滞りなく動く自然のゆうゆうとした姿。自然のまま、なりゆきにまかせて行動するさまなどをたとえていう。」といった意味ですが、馬貴派ではここにも武術の秘訣を…

打突というより衝突

穿掌は抜き手で相手を突く技で、八卦掌のもっとも基本となる攻撃方法だけに、いろいろな変化があります。連続で突いたり、裏に帯手を合わせたりと、掌法や套路の中で、あるいは単操としていくつか習っています。その穿掌の基礎を学ぶのが三穿掌で、単換掌に…

馬貴派八卦掌と秋の空

五行配当的な解釈に科学的な根拠はないと思うのですが、それでも秋口の涼しい時期に呼吸を重視して精神に力点をおいた練習をするというのは理に適っているように思われます。 きちんと計画を立ててトレーニングすることを目指すとき、一般にはどんな練習を一…

馬貴派の呼吸法

秋の講習会初日は単換掌の講習が予告されていましたが、なんと初めて動作に即して具体的に呼吸について講習が行われたのでした。88式套路の復習もあったし、内容豊富。 呼吸法自体については、前々から基本的な理論について教えを受けていましたし、練習のと…

馬貴派八卦掌2010秋期講習会

10月7日から31日までの木曜と土曜(最終30日は31日の日曜日に振替)、李先生による馬貴派八卦掌の講習会が開催されます。木曜日は久々に龍形前四掌を李先生から学べます。土曜日は体験教室になっています。 詳細は以下のサイトからどうぞ。 http://maguibagu…

アナトミートレインと小周天

伊藤和麿『腰痛はアタマで治す』*1という新書を書店で手にとってぱらぱらめくっていたら、おーっという図版を見つけてさっそく購入しました。 アナトミートレインという解剖学的見地から「全身の筋膜、筋筋膜のつながりを地図として表現した」ものだそうです…

花いちもんめと歩法

環境/文化研究会での深澤さんの禹步に関する報告*1はとても参考になりました。地鎮め=結界としての禹步に先行するものとして、歩くこと自体の聖化としての禹步を考えるというのは、確かにおもしろい。もっとも前者は歩くことで世界を変えるわけで、人なら…

理解・観察・体感のバランス

走圏で内側の足をまっすぐ出せないこと*1が端的に表しているように、練習において理論と観察と体感の整合性をどうとるかはなかなか難しい問題です。意図的にしろ意図的でないにしろ、内側の足が擺歩気味になってしまうのは、実際に目の前のお手本、李先生の…

走圏にすべてがあるというのは理念ではない。端的な現実だ。

2010年夏の馬貴派八卦掌講習会が終了しました。だいたいの内容はバッキーズのブログに残してあります。 http://magui-style.blogspot.com/2010_06_01_archive.html http://magui-style.blogspot.com/2010_07_01_archive.html 今回新たに学んだことをリストア…

どこで区切るかでなく、そこで区切ることで何を練習するか

馬貴派の88式に関して、僕たちは現在2バージョンを習っているわけですが、1と2で動作の区切り方が違うんですね。「夜叉探海」のようにすべての型の名前を教えなかったのは、動作の区切り方にゆらぎがあって、それをあえて固定しないためでした。1でも練…

花園大学2010馬貴派ワークショップ

「修行と身体ワークショップ第2回: 身体の中心を練る 〜馬貴派八卦掌と易筋経体験〜」と題して、8月1日に花園大学でワークショップが開催されます。近隣の方はどうぞ御参加下さい。

岡山&福岡2010年夏期講習会

東京講習会終了後、京都でのワークショップを経て、今年も岡山と福岡で李先生から直接馬貴派八卦掌を学べます。 まず馬貴派八卦掌・易筋経学術会主催の岡山&博多講習会です。8月2日〜26日まで岡山、29,30日が博多です。 それから馬貴派八卦掌太宰府練功会主…

カラダリテラシーが身につく馬貴派八卦掌

なんと女性誌FRaUのムック『FRaU Body 崩れないカラダ パーフェクトガイド 』で馬貴派八卦掌の特集が全面的に組まれていて、吃驚しました! FRaU Body 崩れないカラダ パーフェクトガイド (講談社MOOK)作者: 講談社出版社/メーカー: 講談社発売日: 2010/07/1…

全身丹田

前に李先生が、丹田だけが丹田じゃない、全身丹田だと言われていて、オカルトな解釈ではないんだろうけど、どういうこっちゃ?と正直ぴんと来てなかったのですが、今日の講習会でだいぶ腑に落ちました。あるいは自分の身体が前よりもできてきているから、そ…

左足が弱いだけ

歩法のときに、足が前に出るのと腰が回るのをいっしょにしちゃってる悪い癖について、腰を回すということを分かってないのではないか、という私見を述べました*1。 その後の李先生の歩法に関する解説とも、問題点のありかについては一致したのですが、その原…

からだの文化―修行と身体像―2日目

昨日*1の、マンガ・仏教・中国武術引き続き、二日目の今日は、ピアノ・丹田呼吸・コンテンポラリーダンスとますますカオスに♪ 大地さんの「日本近代のピアノ教育における身体イメージ」は19世紀に現実に存在したピアノの指強化器具や特訓的奏法についての報…

からだの文化―修行と身体像―1日目

学習院大学で開催された研究集会*1に報告者として参加してきました。 夏目さんの「マンガにおける修行身体イメージの伝承」では、戦前の武道物が戦後に野球物にずれ込んだ経緯、そして現代の格闘マンガとその時代性までを概観する幅広いものでした。バトル物…

ただ殴るだけなら穿掌よりジャブの方が速くて使える

相変わらずみもふたもない李先生のコメントが炸裂した昨日の講習会でした。龍形みたいに手を伸ばしてると、相手を殴るのには不便である、腕を曲げて(ボクシングのように構え)、パンチを出した方が速いし便利だと李先生は断言します。では、何故基礎の龍形…

上下じゃなくて上中下

今日もまた大切なものを習ってしまった。上鬆下緊と、上の要求、下の要求それぞれ教えてきたけど、上から降りてくるもの、下から昇ってくるもの、両者を中が/につなげて全てを一つにしてこそ意味があるとのことでした。おおー丹田ですよ、丹田。

腰の捻りと足の送りは同じにしない

昨日の講習会で、歩法における裡直外扣を李先生が指導されていました。あくまで僕の理解ですが、問題点を言い換えれば、外を扣歩しないで内を擺歩してしまう、ということになると思います。 一見すると李先生もそれっぽく歩いているように見えます。しかし李…

やや擺歩順勢掌

今日新しいの3つも習いました。ある意味まったく初めてなのが、やや擺歩という動作。しばらくやってみて分かったけど、走圏きちんと捻れてないと崩れやすいし、方向見失いやすい。 李先生のお手本を食い入るように見つめ、自分では速度をあれこれ変えたりし…

頸が弱いんだよ、頸が

いよいよ獅形八法も折り返し地点の第四。動作は第三に三扣三擺加えただけ、のはずがこれがまあ難しいです。回したときに下の手が非常に不安定。いちおう正しい位置を維持しているものの、ふわふわしちゃってる。 ようするに、頸のところで両手が繋がってない…

蛇の穿掌、龍の穿掌

穿掌の単操はこれまでに大きくは2バージョン習ってたのですが、実はそれは蛇の単操なのだそうです。昨日の易筋経講習会では、新たに龍の穿掌の単操を習いました。 3つの穿掌単操は、定歩でやるにしろ活歩でやるにしろ、蛇1→蛇2→龍(1?)と動作が複雑に…

見えたり見えなかったりするということ

今日の易筋経の講習において最大の発見は、膜についての理解が少し深まったことでしょうか。見えるものと見えないものを橋渡しするのが膜というのは前から伺っていたわけですが、膜自体が見えるものであり見えないものであると教えていただいたのは初めてだ…

夏はライオン、冬はかぎ、これなあに?

答え:筋骨。夏は獅形掌で筋骨を活発にし、冬は単勾式で筋骨を壮健にするのだそうです。 どちらを先にやるかは問題ではないとの由。なるほど。 僕はてっきり、龍形→単勾→獅形と進んでいくことで背中が下から上へ段階的に鍛えられていくと考えていたのですが…

回転の秘密

僕たち馬貴派八卦掌の秘密も「黄金の回転」にあったのです。ドッギャーン*1。 鉄のように重い球体をいかに回転させるか、と言われて、通訳しながらジャイロ先生!と心の中で叫んだのは内緒です。。。ウソです、練習のときはそんなネタ思いつく余裕ありません…

馬貴派八卦掌2.0

今日は前半で単換掌第三を、後半で獅形八法第ニを練習しました。さすがに今回の講習会はカリキュラム多すぎると思ってたけど、なるほどこうして積み上げてくのかと納得。 単勾式と獅形を練るのが八卦掌の第二段階だそうで、実際これでまた龍形の感覚が変わる…

ツチノコ抱えて走圏しよう?

いよいよ李先生の講習会がはじまりました。今回のテーマは獅形です。馬貴派の教学体系において龍・単勾式に続く第三の走圏&掌法ということになるでしょうか(熊は走圏だけ、鷹にいたっては体験程度、ですからここではひとまず数えません)。獅形の型自体は…

馬貴派八卦掌×コンテンポラリーダンス

学習院大学で、7月17日(土)・18日(日)の2日間、「からだの文化―修業と身体像―:身体訓練の伝達を身体と言語・イメージの関係において考える2日間」と題したワークショップが開催されます。身体実践と学術研究と、東洋の伝統と西洋の近代のコラボレーシ…

ヨガの威を借るタイチー

フィットネスタイチー*1、ビューティーカンフー*2、カンフーフィットネス*3、クンフーエクササイズ*4など、ビューティー方面で最近がんばってる太極拳ですが*5、今度はザ・ジェーン・タイチー*6なるものが登場。ジェーンさんて香港人の武術家が始めたのかな…

2010年夏期李保華老師馬貴派八卦掌東京講習会のお知らせ

2010年5月吉日馬貴派八卦掌第四代継承者である李保華老師が運営される馬貴派八卦掌伝播中心の2010年夏期東京講習会を開催いたします。 馬貴派八卦掌は、太極拳と同じく中国武術を代表する内家拳の一派であり、民間で伝承されてきたことで伝統的な訓練体系を…

ポン・ピュン・ランと発勁

「だれでも速く走れるポン・ピュン・ラン」で述べられている、ポン・ピュン・ラン3つのポイントの1.を読むと、発勁と原理が似ているところがあるように思えます。 ◆1.「体をまっすぐにして走る」ということです。これは、地面に対して垂直(すいちょく…

身体は秘伝を最初から知っている。

最近、初心者の人にアドバイスするときのテーマがこれ。身体は秘伝を最初から知っている、という考え方。 李先生がよく言われる、できないのは頭(≒認識)の問題だ、という言葉を僕なりに展開したものです。 走圏で出てくる身体のゆがみは、日常生活で染みつ…

蟹形の真実

馬貴派で行う八種類の走圏の型に青龍・朱雀・白虎・玄武の四神が隠されていた、というネタ話を少し前に書きました。そのオチは、色々考えたが蟹に神話的な意味なんてあったっけ?というものでした。 実はこれ、そのまんま李先生にも話しちゃったんですね。そ…

馬貴派八卦掌2010冬期講習会の総括

東京教室のサイトに今回の講習会の報告がアップされました。 https://sites.google.com/site/maguistyle/open-class/2010winter それにしても李先生の下勢、マジパねぇ。あの身体で、大腿をみると馬歩がそのまま下がった体になってますからねえ。。。 今回は…

燕は去り鷹は進む

単勾八法の二式と三式の違いについて、一つには目線の違いがあるだろうと考えていました。燕は飛んでく方を、鷹は敵の方を見ると。ただちょっと自信がなかったので、もう一度確認したいなあと思っていたところ、講習会最終日にさいわいもう一度教えていただ…

意外に楽しい武器講習

なんだかんだで養生派にとっても武器楽しいですね。単勾式の動作の確認になるし、徒手の動作もきれいだけど、武器の動作もきれいなもんですから。鉞のかたち自体が、用法を聞くだにえげつないですけど、おもしろいかたちなので演舞として見栄えがしそうです…

熊形は坐功に範を求む

含胸亀背や下端腰(提肛吸腎)などの姿勢の要求が椅子に腰掛けてくつろいでいるときの姿勢と同じであることを、李先生はよく話されます。ときには、実際に座った姿勢を維持したまま椅子を外してみせたりしてくださることも。 さて、それでは、手法と歩法につ…

馬貴派の口訣まとめ

体験教室をふまえて、基本的な走圏の口訣をこれまで教わったものからまとめてみました。 1 含胸亀背下端腰 上鬆下緊大力在腿 2 裏直外扣走小歩 上身不動膝下前行 3 平起平落踢門坎 踩蛇頭尾旱地抜葱

馬貴派八卦掌岡山・福岡講習会

李先生による今冬の東京講習会も終わりが近づいてきましたが、岡山と福岡で引き続き講習会が開催されます。 2月16日から3月5日までです。詳しくは以下のサイトをご覧ください。 http://baguawest.ikaduchi.com/Lilaoshiseminar.html http://taiji-yusenkai.s…

手は何よりゆっくり動くのか

李先生がもっとゆっくり練習するようにと言われるとき、何に比べてゆっくり動けばよいのでしょう。李先生より?隣の人より?いいえ、原理的には自分の腰の回転より、だと思います。腰が回ってもいないのに手を動かすから身体がばらつくわけです。一体となっ…

形と式の違い

龍形や熊形は練習するほどに各動作の区切りが判然としなくなり熊そのもの龍そのものになっていくことを練習の目的とするのに対し、単勾式は各動作をはっきりと切り分けることが目的になっていくのだそうです。個々の動作において武器を持っているとしてどう…

多様性の確保と真実性の追究

夏目さんの「八卦掌練習と言葉の不思議」にすごく共感して、長々コメントしてしまいました(>_ 「違うかもしれない」を前提として共有した上で「同じ(方向)だよね」って肯定したほうが、コミュニケーション言語としては生産的 文学などでいえば、それは一つ…

指先に力は込めるが肩は抜け

とか、他は全部動かさないで胸だけ落とせとか、昔はずいぶん無茶ぶりだと思ってたもんですが、いつのまにか、やれと言われたらとりあえずできるようになっていた(^_^;) まあ言われる前からやっておけという話だが、そこはそれ。 しかし姿勢が伸ばしすぎても…

ためをつくると穴があく

ついに単勾八法最後まで学びきりました。もちろん全然できてないわけですが、今後の練習の課題はばっちりです(^^ゞ 熊や龍へのフィードバックがどれだけできるかというのが勝負ですが、とっかかりはいくつかあり、まあいけなくはなさそうです。安定して身体…

燕が鷹を生む

馬貴派的には鳶からは生まれないのでした。まず単勾式をしっかりやって燕ができるようになってから鷹勢を練習した方がよく、両方混ぜるのはよくないそうです。体験教室での鷹勢は教えたことになってないというのはそういうことでしたか(^_^;) それはともかく…

本当に単勾八法コンプリートかも

本当に毎回一つずつ掌法が増えていくので、本当に単勾八法をこの冬の講習会でやりきってしまいそうです。龍形八大母掌と合わせて二掌制覇!やはり部活効果でついてける学生が増えてきてるから、スムーズに進んでるのかしら。 。。。いえいえ、ここからが真の…

型通り曖昧模糊に行う?

今日の講習会では単勾式走圏をいっぱい直していただきました。曰く もっと両手を伸ばす もっと後ろを見る もっと胸を落とす どぐしゃあときつくなりました。。。どうもこれまでの講習会で勘違いして違う方向に修正していたようで、だいぶ身体内感が変わりま…

伝統四大気功の本質と時限装置的部活効果

八卦掌を通じて伝統四大気功のうちの三つ、易筋経、八段錦、五禽戯を少しずつ学んだのですが、それぞれに本質的な学びのテーマがあり、そこにもとづいて練習してこそ意味があるとのことでした。それは一言でいえば以下の言葉になるとの由。 五禽戯=動物の知…