Under the hazymoon

http://researchmap.jp/nomurahideto/

2009-01-01から1年間の記事一覧

馬貴派聖地巡礼李少庵篇

李少庵が経営していた玉春楼(あるいは遇春楼)は、馬貴と劉万川を引き合わせたいわば馬貴派の聖地の一つですが、現在それがどこにあったかはまだ判明していません。ただ李先生の調査ではそれが前門の王寡婦斜路にあったところまでは分かっているそうです。…

前門で内蔵煮込み

前門へ聖地巡礼と布鞋購入に出かけた際に、店頭の大鍋でぐつぐつ煮込まれてるのについ惹かれて、お昼代わりにしました。 うまかった。ビールなしに煮込みだけ食べれるかとは同行者の弁。確かにビールあるともっとうまかったか。でも僕はぺろりとたいらげてし…

1時間と7分少し

甲州市勝沼ぶどう郷マラソン大会の10kmに参加しました。最初から上り坂。ひたすら上り坂。それを一気に下ったあとは、若干のぼり気味?とほぼ平地ナッシングなコースでした。そんなきついコースを八卦掌の要求を意識しつつするのはつらかったです。やはり途…

台湾の豆漿が佐世保にあった!

上野駅構内に、期間限定で日テレでやってるらしい「秘密のケンミンSHOW」のアンテナショップが出てて、そこで沖縄のジューシーを買えてほくほくしてたら、なにやら佐世保限定の甘い豆乳なるものが売られてました。アンテナショップは明日までのようですが、…

走圏のかぞえかた

だいたい講習会や練習会では走圏を時間で区切って行っています。実際、日々の練習でどれくらい走圏をすればよいでしょうか?と李先生に尋ねれば、時間単位、分単位で答えが返ってきます。 しかし一方で、その本来的なあり方を考えてみると、おそらく正しい答…

八重洲地下街:初藤

立地の便にかまけずなかなかいい店がある八重洲地下街にて、獺祭を売りにしているのが山口県人としてずーっと気になっていた居酒屋へ二次会で突入。普通によい感じ。うーむ、東京駅での選択肢が一つ増えた。秋葉原UDX当たりに入ってるテナントは地酒とは口ば…

北千住:焼肉京城

北千住の有名店京城でこそーり打ち上げ。上品な脂をほもほもほうばりました。一皿の値段は高めだけど、ボリュームがしっかりあるので、思ったほど高くつきませんでした。お店のサービスもたいへん気持ちよく、幸せな食事でした。むふー。

池袋:うちたて家

武蔵野うどんのお店でランチ。何年も前に行ったことがあるのですが、そのときはうどん自体はぶっとい麺がざるにのって出てきておいしくいただいたのですが、お冷やが臭くってダメだこりゃと敬遠してたのですが、今回、あの麺はすてがたいと久々に再訪したと…

神学、宗学、そして経学?

日本中国学会大会に参加してきました。 哲学・思想部会の最初の報告は『文心雕龍』における表象としての易卦に関する話題で、内丹研究からしてもその出自のいったんとなりうるもので興味深かったです。もっとも報告自体は、表面的に見えるものの奥に別のもの…

「東アジアの静坐の伝統」及び「仏教の座禅の伝統」合同国際シンポジウム

月末に台湾の清華大学と法鼓山の共催で静坐のシンポジウムが開かれるそうです。発表内容、おもしろそー。知ってる先生が報告者の半分くらいいるし、すごく行きたいです。が、僕はそのとき北京で仕事と修行の予定。。。せめて配付資料コピらせてもらおっと。

『考える人』2009年秋号&『デザインの現場』2009年10月号

『考える人』書店で見かけて購入。「特集:活字から、ウェブへの……。」として、電子ブックからネットでの情報発信までいろんな記事があります。未読。活版の写真とか見てついフェチ心が疼きました(^_^;) また『デザインの現場』2009年10月号では「特集 これ…

GoogleAppsで学会サイト構築

学会報作成のお手伝いから関わることになった日本聞一多学会のウェブサイトをGoogleAppsでリニューアルして、学会誌のアーカイブもPDFで公開しました。 もともと時代としては宋元だったので近代のそれも文学者の研究はないなと思ってたのですが、一つには学…

太極スタイルvol.7

太極スタイルの新刊が出ました。特集は「介護と太極拳」、介護予防や介護リハビリのための太極拳の活用事例として喜多方市の取り組みが紹介されています。喜多方市って「太極拳のまち」を謳われてるんですね。ちなみに中哲的には喜多方といえば中江藤樹だそ…

眼鏡と内観

四谷会談にひさびさに記事をアップしました。追記(10/6):その後、大学院の後輩でプロの中医さんのSさんに見せたところ、shigeさんのコメントと同じ答えが返ってきました。やはり中医の素養があると一発で分かることなのか〜。そして図もちょっと変わってい…

よいことを“させられる”のはよいことか?

養老天命反転地は実際に見てきた*1ときにいちばんハテナだったのは、天命に逆らう取り組みには長い伝統あるのに、そういうのに関係なくこういうことする必要あるのかな?というものでした。もちろん楽しくはあったんですけど、例えばベタに周りに自然あるん…

定食文化におけるスタミナとジャンボ

東京に出てきた最初の頃に住んでいた板橋界隈ではよく定食屋でごはんを食べていました。その中には『孤独のグルメ』*1で主人公に腕を捻られてた洋食屋もあって、実際店員の感じの悪さはあんな感じだったのですが、好きだった定番メニューがありました。それ…

宮崎駿と諸星大二郎

宮崎駿『出発点1979〜1996』*1より。備忘録として。 自然観と人間観は不可分であることを前提としての諸星評価がここにある。 (4)人民の描き方−諸星大二郎的な力量とものの見方がいる 愛する必要はない そのやさしさも愚かさも 利己主義もけなげさも そのわ…

婦人の腹も男子と同じやうに大きくなるか

大正デモクラシーの影響かどうかは分かりませんが、大正時代も現代と変わることなく、女子にとっては練習したらおなかのはどうなるのかとても気になっていたようです。 といってもこれは馬貴派ではなく藤田式調和道の話です。藤田靈齋『藤田式調和法前傳略解…

できない理由よりできる理由を考える

今日はおまけの練習日でした。初級指導員が僕だけだったので、李先生の話された内容に注釈を加えたりしながら、普通に走圏・単換掌・探掌の練習をしました。武術なので対人を想定しながらの動きに構造上なっているとはいえ、僕自身は養生からのアプローチを…

部活073:安らかな練習を目指して

今日はいよいよ部活最終日。走圏と単換掌のほかに、探掌・蓋掌・反背錘の練習をしました。根本となる原則のその先にあるものとして、「静」「安」という状態を求めるべきことが示されました。例えば30分練習をしても自分が落ち着かなければその練習は間違っ…

「正」と「順」

現代語に訳すのが難しい「正」と「順」ですが、やはり漢字本来の意味から解きほぐすのがよいでしょう。漢字のまま多義性を受けとめた方が、実践上は有効だと思うけど、参考まで、漢文読解の新定番『全訳漢辞海』によれば、以下の通り。 「正」とは、常に偏ら…

部活072:練習もおだやか、通訳もおだやか

今日は単換掌と探掌母掌の練習をしました。根本となる原則を常に体現するようにとして、 中正 順 穏 と階梯を踏んで行う必要があることを話されました。何度も話されていることですが、言うは易く行うは難しの最たるものですね、この問題は。 おもしろかった…

部活071:形をとどめて力を抜き落とす

今日は前半走圏、後半単換掌と順勢掌を復習しました。順勢掌で蓋掌を打つときは、手を下に下ろすことなくそのまま打つようにとのことでした。頭の上を通っていく感じですね。双換掌と軌道が違うように思えるのは初動の手の位置が違うからかな。同じように打…

京都かき氷ツアー

京都のかき氷食べてきました。夕食後に茶寮ぎょくえん、帰京日の朝に飛び込みで中村軒と、なんとかやりくり。 ぎょくえんは前評判通り確かにふんわりしていて氷の固形感が口の中にまるで残らない感じでした。ただ下の方はちょっと固くなってましたが。中村軒…

天人相関の理論と実践―風水と煉丹術―

宗教学会のパネル「宗教とエコ・フィロソフィ―東洋の宗教伝統を中心として―」で報告しました。 論文化にあたっては、参考資料をもう少し整理して各素材の記述をふくらませないといかーん(>_ 基本的なコンセプトはエコ・フィロソフィとして「いかにもそれらし…

部活070:今日は完全個人練習

今日は最初から最後まで個人練習でした。僕が練習したのは三穿掌と揺身掌と掌法をいくつか。特に修正はなし。修行あるのみですなう。 他に単勾式を習っている初心者の方とかいました。体調に合わせていろいろ切り換えるんですかね。

部活069:今日は探掌と蓋掌

そんなわけで、結局南極、復習メニューの指令が今日も出て、探掌と蓋掌の練習をしたのでした。一人の練習あり、数人でまとまっての練習あり、でしたが。僕は探掌と蓋掌の母掌、それと探掌変化七種を練習しました。八つめのはあやふやだったので、少しやって…

双撞掌の中に雲片掌あり

雲片掌は大小あるわけですが、手先だけで行う小さい雲片掌を転換掌と合わせて歩いて居るときに少しばかりやることがあります。 最近気づいて、あ!と思ったのが、双換掌での双撞掌の入りの手の変化。特にこうやれとは習ってない、=目下重要なポイントではな…

部活068:今日は順勢掌

今日も引き続き総復習。みんな真面目に走圏と単換掌を黙々とやり続けるものだから、結局先生が、それじゃあ順勢掌をやりましょう、で、初心者の人でまだ覚えてない人もままいたので、じゃあ、私の後に続いて、といつものような展開に(^_^;) 僕は最初の一時間…

下手が上手を導く

昨日の練習で個人的に修正せんといかんと気づいたのが、単換掌の葉底蔵花の下手が低いことです。ちょうど鳩尾のところを水平に移動させないといけないのに少し下がってしまうんですね。丹田があればそういう問題も起きないでしょうけど(^_^;) あと単換掌の葉…